裏紫(ウラムラサキ) 冬の花 2011年12月06日 裏紫(ウラムラサキ)はキツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木である。原産地はミャンマーである。樹高は50~100センチくらいである。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の表面は暗い緑色の地に銀灰色や紫色の斑が入る。葉の裏面は紫色で、これが和名の由来でもある。観葉植物として愛好されているが、花も咲く。開花時期は12~3月である。枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色の花を穂状につける。花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Strobilanthes はギリシャ語の「strobilos(球果)+anthos(花)」からきている。球果状の花序といった意味がある。種小名の dyeriana は植物学者「ダイヤー(M. T. Dyer)さんの」という意味である。写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Strobilanthes dyeriana★銀色の混じる葉っぱはメタリック 裏に隠した紫の色花図鑑植物図鑑PR