アレカ椰子(アレカヤシ) 観葉植物 2011年12月13日 アレカ椰子(アレカヤシ)はヤシ科ヤマドリヤシ属(クリサリドカルプス属)の常緑小高木である。原産地はマダガスカル島である。アレカ椰子(アレカヤシ)という名は本種がかつて属していたアレカ属(Areca:ビンロウジュ属)の名残である。和名は山鳥椰子(ヤマドリヤシ)という。別名は黄金竹椰子(コガネタケヤシ)である。樹高は3~8メートルくらいである。根元からよく枝分かれをし、株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)となる。幹には葉の落ちた跡の環状紋が残る。葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、緩やかにアーチ状となる。小葉は淡い緑色で、1枚の葉は40~60対の小葉で構成される。葉柄と葉鞘は黄色く、黒い斑が入る。雌雄異株である。花の色は白く、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)にたくさんつく。英名はイエローバタフライパーム(yellow butterfly palm)である。属名の Chrysalidocarpus はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+karpos(果実)」からきている。種小名の lutescens は「淡い黄色の」という意味である。写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。学名:Chrysalidocarpus lutescens★きらきらと黄金の色に輝いて アーチをつくる山鳥椰子は花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
アリクリ椰子(アリクリヤシ) 観葉植物 2011年12月12日 アリクリ椰子(アリクリヤシ)はヤシ科アリクリヤシ属の常緑低木である。原産地はブラジルの北東部である。英名は arikury palm という。樹高は5メートルくらいである。幹は単一で粗毛に覆われ、羽状葉はアーチ状に垂れ下がる。属名の Arikuryroba は属名の「Arikury(ヤシ科アリクリ属)」からきている。種小名の schizophylla は「裂けた葉の」という意味である。写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。学名:Arikuryroba schizophylla★日本ではなかなか見られぬ椰子の木に 心も躍る沖縄の冬植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
アサバソウ 観葉植物 2011年12月08日 アサバソウはイラクサ科ミズ属(ピレア属)の常緑多年草である。漢字表記でどう書くのかははっきりしない。学名のピレア・カデイエレイでも流通している。原産地は中国、ベトナムである。草丈は30センチくらいである。根元からよく枝分かれをし、株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)となる。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の色は艶のある鮮やかな緑色で、銀白色の斑が入る。英名はアルミニウムプランツ(aluminum plant)である。開花時期は8月である。花の色は白い。観葉植物として人気が高い。属名の Pilea はラテン語の「pileus(フエルト帽)」からきている。花被片の形からつけられた名である。種小名の cadierei はフランス人の植物学者「カディエル(R. P. Cadiere)さんの」という意味である。写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。学名:Pilea cadierei★金属を思わすようにてかてかと 葉が個性的カデイエレイは花図鑑植物図鑑
通草葛(アケビカズラ) 観葉植物 2011年11月21日 通草葛(アケビカズラ)はガガイモ科マメヅタカズラ属の蔓性常緑多年草である。インド東部、マレーシア、メラネシア、オーストラリアなどに分布し、林の中で他の植物に絡みついて生育する着生植物である。年中スコールが降る地域にも、雨季と乾季が明瞭な地域にも生育する。別名を通草擬き(アケビモドキ)という。学名のディスキディア・ラフレシアナで表示するものもある。貯水嚢と呼ばれるアケビの実のような袋状の葉をつける。葉は成長するにつれて袋状となる。中に溜まった水や有機物から栄養分や水分を吸収する。また、この葉の中にアリが土を運び込んで巣をつくる。葉の中に生育している根には鎮咳作用があるという。属名の Dischidia はギリシャ語の「dischides(二つに裂けた)」からきている。種小名の rafflesiana はイギリス人の植民地経営者で博物学者の「ラッフルズ(T. S. Raffles)さんの」という意味である。写真は10月につくば植物園で撮った。学名:Dischidia rafflesiana★植物の多様な生き方面白く ためになるけど口もあんぐり花図鑑植物図鑑