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常磐山査子(トキワサンザシ)

常磐山査子(トキワサンザシ)

常磐山査子(トキワサンザシ)はバラ科トキワサンザシ属(ピラカンサ属)の常緑低木である。
原産地は東ヨーロッパや西アジアである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
名の由来は、山査子(サンザシ)に似て常緑であることからきている。
樹高は1~5メートルくらいである。
枝が蔓状に横に伸びる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、直径1センチに満たない小さな白い花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
10~12月ころに鮮やかな紅色に熟する。
園芸的には、属名からピラカンサとも呼ばれる。
日本で流通しているピラカンサ属には、常磐山査子(トキワサンザシ)のほかに、中国の南西部原産で黄橙色の実をつける橘擬(タチバナモドキ)、ヒマラヤ原産で紅橙色の実をつけるヒマラヤ常磐山査子(ヒマラヤトキワサンザシ)があり、これらを交配させた園芸品種も多く出回っている。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は12月に北の丸公園で撮った。
学名:Pyracantha coccinea


★赤々と燃え立つような紅の色
 北風受けて頬染めながら


常磐山査子(トキワサンザシ)

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黄実の蕃石榴(キミノバンジロウ)

黄実の蕃石榴(キミノバンジロウ)

黄実の蕃石榴(キミノバンジロウ)はフトモモ科バンジロウ属の常緑低木である。
蕃石榴(バンジロウ)というのは、トロピカルフルーツのグアバ(guava)のことである。
ジュースやグアバ茶として知られる。
分類上は、その近縁種の照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)の変種ということになる。
原産地は熱帯アメリカである。
樹高は1~5メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、表面には艶がある。
開花時期は4~5月である。
花は葉の脇から出る。
花の色は白く、淡い紅色を帯びるものもある。
たくさんの雄しべが外に飛び出す。
結実期は9~10月である。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと果皮は黄色くなり食べられる。
生食にしたり、ジャムなどに利用される。
英名はイエローストロベリーグアバ(Yellow strawberry guava)である。
属名の Psidium はギリシャ語の「psidion(ざくろ)」からきている。
種小名の littorale は「海浜に生える」という意味である。
変種名の lucidum は「強い光沢のある」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
花の写真は4月に箱根強羅公園で撮った。
学名:Psidium littorale var. lucidum


★面白い名前のついた蕃石榴
 「黄実」がついたらなおユーモラス


黄実の蕃石榴(キミノバンジロウ)

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黒鉄黐(クロガネモチ)

黒鉄黐(クロガネモチ)

黒鉄黐(クロガネモチ)はモチノキ科モチノキ属の常緑高木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で柄があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5~6月である。
雌雄異株である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紫色をした小さな花をつける。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
10~1月にかけて赤く熟する。
和名の由来は、葉の柄と若い枝が黒紫色をしており、モチノキ科であるところからきている。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の rotunda は「円形の」という意味である。
写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ilex rotunda


★ぴかぴかと赤く輝く実をつけて
 黒鉄黐は夢膨らませ


黒鉄黐(クロガネモチ)

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藪山査子(ヤブサンザシ)

藪山査子(ヤブサンザシ)

藪山査子(ヤブサンザシ)はユキノシタ科スグリ属の落葉低木である。
分類体系によってはスグリ科とされる。
本州から九州にかけて分布し、林の縁や明るい林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、実が山査子(サンザシ)に似ていて藪に生えることからきている。
樹高は1メートルくらいである。
樹皮は紫褐色で、縦に裂けて薄く剥がれる。
葉は単葉で互い違いに生え(互生)、広めの卵形で3つから5つに裂ける。
開花時期は4~5月である。
雌雄異株である。
葉脈に数個ずつ目立たない黄色の花をつける。
5つの花弁に見えるものは萼で、萼は反り返る。
結実期は10~11月である。
雌株に球形の小さな球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)がなり、赤く熟す。
食用にはならない。
別名を黄鵯上戸(キヒヨドリジョウゴ)ともいう。
属名の Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」からきている。
種小名の fasciculatum は「束になった」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Ribes fasciculatum


★赤い実をつける日のんびり待ちながら
 鳥はいつ来る藪山査子に


藪山査子(ヤブサンザシ)

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権萃(ゴンズイ)

権萃(ゴンズイ)

権萃(ゴンズイ)はミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
樹高は3~6メートルくらいである。
材は柔らかく、折れやすい。
樹皮は黒緑色で、不規則に縦に割れる。
葉は長さ10~30センチくらいの奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は長さ4~9センチの狭い卵形で、縁に細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、先は鋭く尖る。
質はやや厚くて堅く、艶がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は半月状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋に赤く熟して裂けると、光沢のある黒い種子が現れる。
和名の由来については、海水魚の権瑞(ゴンズイ)同様「役に立たない」という意味だという説や、「権現杖」の訛ったものだという説などがあるという。
属名の Euscaphis はギリシャ語の「eu(良)+scaphis(小舟)」からきている。さく果が赤く色づき美しいことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
花の写真は5月に小石川植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Euscaphis japonica


★脆くてもいいとこあるさ権萃は
 面白い実は自然の不思議


権萃(ゴンズイ)

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