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河原榛の木(カワラハンノキ)



河原榛の木(カワラハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、河原に生える。
樹高は5~7メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色で皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)がある。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は2~4月である。
葉の展開に先立って赤褐色の花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は棒状で、尾状に垂れる。
雌花序は雄花序の下方に数個ずつ、上向きにつく。
果実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、暗い褐色をした楕円形である。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の serrulatoides は「セルラタ種(アメリカテリハハンノキ:Alnus serrulata)に似た」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus serrulatoides

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山榛の木(ヤマハンノキ)



山榛の木(ヤマハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ半島、東シベリアなどにも分布する。
分類上は、毛山榛の木(ケヤマハンノキ)の変種とされている。
基本種との違いは葉に毛が生えないことである。
樹高は5~20メートルくらいである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は無毛で、裏面は白っぽい。
雌雄同株である。
開花時期は3~4月である。
雄花も雌花も紫褐色である。
雄花は尾状に垂れ、雌花は上向きに立つ。
花の後にできる実は楕円形の松毬状で、9~10月に緑色から褐色に熟する。
材は器具材、土木材などに利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
変種名の siberica は「シベリアの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus hirsuta var. sibirica

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アメイシャ



アメイシャ(ameisia)はキントラノオ科ブンコシア属の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
ペルー、コロンビア、ボリビア、エクアドル、ブラジルなどに分布する。
果実が生食されたり香りづけに用いられる。
アメイシャ(ameisia)の名はブラジルでの呼び名からきている。
樹高は2~5メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をつける。
花径は3~4センチで5弁花である。
花の後にできる実は長さ3~4センチの楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、淡い緑色から橙色に熟する。
属名の Bunchosia はアラビア語の「bunchos(コーヒー)」からきている。果実がコーヒーの実に似ることから名づけられた。
種小名の armeniaca は「アンズ属(Armeniaca)」の意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Bunchosia armeniaca

★この色はこれから熟すものらしい
 初めて見たよアメイシャの実




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ヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)



ヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木である。
「葡萄」は古くから北半球で栽培され、世界で最も生産量の多い果樹である。
日本へは中国から渡来したヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)が自生し、鎌倉時代に甲斐国の勝沼で栽培が始められたという。
しかし、本格的な栽培が開始されたのは明治時代以降である。
現在ではアメリカ葡萄(アメリカブドウ:Vitis labrusca)との雑種が多く栽培されている。
巨峰のほかにデラウェア、マスカットなどがある。
蔓の長さは10~30メートルになる。
葉は手のひら状の切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄緑色の目立たない花をつける。
花弁は上部が開かず、開花時には取れてしまう。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、緑色や黒紫色の果実を房のようにつける。
生食されるほか、乾しブドウ、ワインやブランデーなどのアルコール飲料など用途は広い。
写真は「メンデルの葡萄」である。
8月に小石川植物園で撮った。
メンデルは豌豆(エンドウ)を使って「メンデルの法則」を発表した。
チェコのブルノーにある修道院の修道士であったメンデルは、自らが発見した法則に基づいて品種改良を行おうと考え、修道院に葡萄(ブドウ)の木を植えたのだそうである。
しかし、本業が忙しくなったため研究が進まず成果は得られなかったようである。
「メンデルの法則」が知られるようになった大正時代に、東大の三好学教授がこの修道院を訪問し、記念に枝を贈られた。
小石川植物園ではこれを挿し木にして育てた。
第2次世界大戦後にこの修道院は解散をし、現在は「メンデル記念館」となっている。
現地のものは既に枯れていて、平成4年に逆に小石川植物園から枝を贈ったという。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の vinifera は「ブドウ酒を生ずる」という意味である。
学名:Vitis vinifera

★生もいいだけとどワインはもっといい
 役に立ちます葡萄の房は




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大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ)



大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ)はキキョウ科プラティア属の多年草である。
原産地は台湾、中国、マレーシア、ニュージーランドなどである。
標準和名はサクラダソウという。
漢字でどう書くかは確認できていない。
流通名を笑窪草(エクボソウ)ともいう。
匍匐性がある。
茎の長さは10~60センチくらいになる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月くらいである。
白色ないし淡い紫色をした溝隠(ミゾカクシ)に似た花をつける。
花の後につく実は直径1センチくらいの球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、赤紫色に熟する。
実の鑑賞期は7~10月である。
パープルクランベリーの名でも流通しているが、ツツジ科のクランベリーとは異なり食用にはならない。
なお、ネットでは流通業者を中心として本種と笑窪草(エクボソウ)を別種とする見方が多いが、YListではシノニムとしている。
属名の Pratia は19世紀のフランス人の海軍士官「プラベルノン(Charles L. Prat-Bernon)さん」の名からきている。
種小名の nummularia は「硬貨形の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Pratia nummularia(=Lobelia angulata)


★食べられぬ実にはあれども美しく
 花も可憐と人に好かれて




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