エクメア・ヌデイカウリス 夏の花 2014年06月05日 エクメア・ヌデイカウリスはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。本種の原産地はメキシコからブラジルである。草丈は60センチから90センチくらいである。葉は幅の広い線形で灰緑色をしており、短い棘が密生する。開花時期は春から夏である。紅色の花穂を出し、黄色の花をつける。花はすぐに散るが、萼は長く鑑賞できる。属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。種小名の nudicaulis は「裸の茎を持った」という意味である。写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Aechmea nudicaulis★赤と黄のコントラストが目くるめく ヌデイカウリスは灼熱の花花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
エクメア・ラキナエ 夏の花 2014年06月04日 エクメア・ラキナエはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の多年草である。エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。本種の原産地はブラジルである。草丈は45~60センチくらいである。葉は幅の広い線形で艶があり、縁には短い棘が生える。日本では観葉植物として栽培される。開花時期は春から夏である。花茎を下垂させて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤色の萼をもつ黄色い花をつける。英名はクリスマス・ジュエル(Christmas jewels)という。属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。種小名の racinae はアメリカ人の植物収集家「ラシーヌ(Racine Foster, 1900's)さんの」という意味である。写真は2月に神代植物公園で撮った。学名:Aechmea racinae★垂れ下がる花茎につく赤い萼 これが自慢さラキナエの咲き花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
黄花落葉松草(キバナカラマツソウ) 夏の花 2014年06月03日 黄花落葉松草(キバナカラマツソウ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。カラマツソウ属は世界に120種から200種くらい分布する。本種の原産地はコーカサス地方やロシアで、湿った草地や川岸などに生える。学名のタリクトルム・フラブムで表示するものもある。草丈は60~150センチくらいで立ち性である。葉は羽状に細かく裂け、互い違いに生える(互生)。葉は灰色を帯びる。開花時期は5~6月である。カラマツソウの仲間と同じように、茎先に花弁のない花を密集してつける。萼も雄しべも黄色い。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。種小名の flavum は「黄色の」という意味である。写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Thalictrum flavum★丸っこい花のかたまり可愛いよ ほのかな香り漂わせ咲く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
アデニウム・オベスム 夏の花 2014年06月02日 アデニウム・オベスムはキョウチクトウ科アデニウム属の常緑低木である。英名はデザートローズ(desert rose)という。この訳語である砂漠の薔薇(サバクノバラ)の名でも流通している。YListでは属名のアデニウムを標準和名としている。原産地はアラビア半島や東アフリカで、乾燥地帯に生える多肉植物である。暖地では庭植えにもされる。わが国でも石垣島などでは庭植えにしているという。樹高は1~5メートルくらいである。茎の根元はとっくりのように肥大する。葉はへら形で、枝先近くにつく(頂生)。葉の質は肉厚で艶のある濃い緑色をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は5~7月くらいだが、周年性がある。花は筒状で、先が深く5つに裂ける。花径は5センチくらいで、色は鮮やかな紅色である。根や枝から出る樹液は有毒である。花言葉は「純な神経」である。属名の Adenium はイエメンの都市「アデン(Aden)」からきている。種小名の obesum は「肥満した」という意味である。写真は5月に宇治市植物公園で撮った。学名:Adenium obesum★来るのならどんとおいでよ砂嵐 砂漠の薔薇は陽気に咲いて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
アルフレッド・ド・ダルマ 夏の花 2014年06月01日 アルフレッド・ド・ダルマ(Alfred de Dalmas)はバラ科バラ属の落葉低木である。1855年にフランスのラファイ(Jean Laffay)によって作出された園芸品種で、繰り返し咲きの中輪である。(薔薇図鑑参照)オールドローズ(Old Rose:O)のモスローズ系(Moss Rose:M)と呼ばれるものの1つである。花の萼や茎にモス(苔)のような分泌腺があるのが特徴である。樹高は100~150センチくらいである。樹形は横張り性である。開花時期は5~11月である。カップ咲きの半八重で、花の色は淡いピンクである。花径は6~7センチくらいである。花には 強いダマスク香がある。属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。品種名の Alfred de Dalmas はフランス系の男性名からきている。写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。学名:Rosa 'Alfred de Dalmas' ★大人しい姿に見えるがモスローズ 小さな花に歴史偲ばせ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|