リカステ・スキネリ 冬の花 2015年02月11日 リカステ・スキネリはラン科リカステ属の多年草である。リカステ属はメキシコからペルー、ボリビアにかけて30種くらいが分布する。多くが高地に分布し、地生種と着生種がある。リカステ・スキネリはメキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルなどに分布し、標高1200メートルから1800メートルの森に生える着生種である。グアテマラでは国花とされている。異名をリカステ・ビルギナリスという。草丈は15センチから30センチくらいである。葉は長い楕円形で襞が入る。開花時期は秋から冬である。茎先に花径10センチから15センチくらいの大きな花を1輪ずつつける。花の色は白やピンクである。リカステ属は大きな萼片が3方向に開くのが特徴である。唇弁には紅紫色の斑紋が入る。花はよい香りがする。属名の Lycaste はギリシャ神話に登場するトロイ王の娘「リカステ(Lycaste)」の名からきている。種小名の skinneri はイギリス人のラン収集家「スキナー(George Ure Skinner, 1804-1867)さんの」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Lycaste skinneri(syn. Lycaste virginalis)★大輪のスキネリの花豪華だね 今度はみたいまだ若い花花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
ファレノプシス・ベノサ 秋の花 2015年02月10日 ファレノプシス・ベノサはラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)の多年草である。ファレノプシス属は東南アジアを中心に70種くらい分布する着生種である。また、多くの園芸品種がある。ファレノプシス・アフロディテ(Phalaenopsis aphrodite)に胡蝶蘭(コチョウラン)の和名があり、属名の和名もコチョウラン属という。本種の原産地はインドネシアである。スラウェシ島(セレベス島)の標高500メートルから700メートルくらいの森に生える着生種である。草丈は20センチから30センチくらいある。葉は分厚い楕円形である。開花時期は夏から秋である。花茎を伸ばし、花径4センチから7センチくらいの花を数輪つける。花の色は黄色で、茶系の斑点が入る。唇弁は白く、黄色や紅紫色の斑点が入る。黄色系の胡蝶蘭(コチョウラン)の交配親となっている。花には強い香りがある。属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(似る)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。種小名の venosa は「目立った脈のある」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Phalaenopsis venosa★色合いがとてもシックで南国を 肌に感じるベノサの花は花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
レストレピア・トリコグロッサ 秋の花 2015年02月09日 レストレピア・トリコグロッサはラン科レストレピア属の常緑多年草である。レストレピア属はメキシコから南アメリカにかけて30種から40種が分布する。本種はメキシコ、パナマ、コロンビア、ペルー、エクアドルなどに分布し、標高300メートルから3200メートルの雲霧林に生える着生種である。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2013)では軽度懸念(LC)に指定されている。草丈は5センチから10センチくらいである。葉は楕円形である。開花時期は夏から秋である。花の色は黄色で、暗い紅色のストライブが入る。花径は3センチくらいである。属名の Restrepia はコロンビアの歴史家で植物学者の「レストレポ(Jose Manuel Restrepo, 1781-1863)さん」の名からきている。種小名の trichoglossa は「糸状の唇弁の」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Restrepia trichoglossa ★小さくて裸眼じゃとても見切れない 不思議を秘めたランに出合って花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
カトレア・ペルキバリアナ 冬の花 2015年02月08日 カトレア・ペルキバリアナはラン科カトレア属の多年草である。園芸的には、英語読みをしてカトレア・パーシバリアナとする場合がほとんどである。カトレア属は中南アメリカに40種くらいが分布する着生種である。属名の読み方はカトレヤとするものもある。本種の原産地は南アメリカのコロンビア、ベネズエラである。標高1300メートルから2000メートルの森に生える樹木や岩肌に生える。草丈は10センチから20センチである。葉は披針形(笹の葉のような形)である。日本での開花時期は1月から2月である。花径12センチくらいの大きな花をつける。花の色は紅色である。唇弁は筒状で、内側は濃い紅紫色と朱色が混じる。花はとてもよい香りがする。属名の Cattleya はイギリス人の植物収集家「カトレイ(William Cattley, 1788-1835)さん」の名からきている。種小名の percivaliana はイギリス人のラン愛好家「パーシバル(R. P. Percival, 1800's)さんの」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Cattleya percivaliana★花色は少し濁っているけれど 惹きつけられる自然の姿花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
カトレア・ワルケリアナ 冬の花 2015年02月07日 カトレア・ワルケリアナはラン科カトレア属の多年草である。カトレア属は中南アメリカに40種くらいが分布する着生種である。属名の読み方はカトレヤとするものもある。本種の原産地はブラジルである。ミナスジェライス州やサンパウロ州などに分布し、標高1000メートルから2000メートルのサバンナ地域の樹木や岩肌に生える。草丈は10センチから20センチである。葉は披針形(笹の葉のような形)である。開花時期は秋から冬である。花径8センチから12センチくらいの花を数輪つける。花の色は紅色だが濃淡のバリエーションが豊富である。唇弁の色にもいろいろなタイプがある。花はとてもよい香りがする。属名の Cattleya はイギリス人の植物収集家「カトレイ(William Cattley, 1788-1835)さん」の名からきている。種小名の walkeriana はイギリス人の植物収集家「ウォーカー(Edward Walker, 1800's)さんの」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Cattleya walkeriana★ワルケリの名のつく花は他にもある なかなか複雑学名調べ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|