京舞妓(キョウマイコ) 春の花 2016年02月23日 桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。原産地は中国の北部である。日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。(桃図鑑参照)京舞妓(キョウマイコ)もそうした花桃(ハナモモ)の1つで、八重咲きの紅花品種である。樹高は5メートルから7メートルくらいである。樹形には立性である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月である。葉の展開の後に花を咲かせる。花径は4センチくらいである。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Prunus persica 'Kyomaiko'★花桃の仲間の緩い枠組みに それもいいなと納得しつつ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
オクナ・キルキー 四季咲きの花 2016年02月13日 オクナ・キルキーはオクナ科オクナ属の常緑低木である。オクナ属はアジアやアフリカの熱帯・亜熱帯地域に90種くらいが分布する。本種の原産地は東アフリカで、タンザニアなどに分布する。読み方はオクナ・カーキーとするものもある。また、文献によっては黄花オクナ(キバナオクナ)を和名として掲載するものもある。近縁種で南アフリカに分布するオクナ・セルラータは実の形から「ミッキーマウスの木」の愛称で呼ばれ、人気がある。本種の実もよく似ていて「ミッキーマウスの木」として表示するところもある。両者の差異は少ないという。樹高は2メートルから4メートルくらいである。葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の質は革質で分厚い。葉の先は尖り、縁は波打ち棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5月から7月くらいである。暖地では周年開花をする。花径は3センチくらいの黄色い5弁花をつける。花の後にできる実は、核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。初めは萼が黄緑色で実は緑色である。やがて熟すと、萼は反り返って赤くなり、実は黒くなる。その姿がミッキーマウスを連想させる。属名の Ochna はギリシャ語の「ochne(野生のナシ)」からきている。種小名の kirkii はイギリス人の医師で自然科学者だった「カーク(John Kirk, 1832-1922)さんの」という意味である。写真は2月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。学名:Ochna kirkii★この二つ違いはどこと思ってた 肩の荷少し下ろしたけれど花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
寒白(カンパク) 春の花 2016年02月11日 桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。原産地は中国の北部である。日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。寒白(カンパク)もその1つで、漢字では「関白」とも書く。八重咲きの白花品種である。樹高は5メートルから7メートルくらいである。樹形には立性である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から4月である。葉の展開の後に花を咲かせる。花径は4センチくらいである。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Prunus persica 'Kanpaku'★照れくさく斜めから見る桃の花 女人の里に春の訪れ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
オンキディウム・グラミネウム 四季咲きの花 2016年02月09日 オンキディウム・グラミネウムはラン科スズメラン属(オンキディウム属)の常緑多年草である。オンキディウム属は中南アメリカを中心に400種くらいが分布する着生種である。園芸的には英語風の読み方の「オンシジウム」や「オンシジューム」で流通している。同属のオンキディウム・バリコスム(Oncidium varicosum)に雀蘭(スズメラン)の和名があり、属名の和名はスズメラン属という。本種の原産地は南アメリカで、エクアドル、ペルー、ボリビアに分布する。標高600メートルから1600メートルまでの湿った森に生える着生種である。分類の仕方によってはシグマトスタリクス属(Sigmatostalix)とされる。その場合の異名はシグマトスタリクス・グラミネアという。草丈は10センチから20センチくらいである。葉は線形である。開花時期はほぼ周年である。短い花茎を出し、花径1センチに満たない小さな黄色の花をやや疎らにつける。属名の Oncidium は、ギリシャ語の「onkidion(小さな突起)」からきている。小さな突起のある唇弁の形を表したものである。種小名の gramineum は「イネ科植物のような」という意味である。写真は2月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Oncidium gramineum(syn. Sigmatostalix graminea)★なるほどね花の形は似ていても オンシジウムと少し違うね花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
天守閣(テンシュカク) 春の花 2016年02月07日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。天守閣(テンシュカク)はその栽培品種の1つである。(梅図鑑参照)樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。白い八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。はっきりしないが紅白に咲き分けるのかもしれない。系・性は不明だが、野梅系・野梅性ではないかと推測される。筋入の品種である。筋入というのは、緑色の枝に黄色い筋が入ることを意味する。 属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に水戸市植物公園で撮った。学名:Prunus mume 'Tenshukaku'★どのような由来ありやと興味増す ふっくら八重の花を咲かせて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|