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スノーランド

スノーランド

スノーランド(Snowland)はキク科フランスギク属の一年草である。
原種はレウカンテムム・パルドサム(Leucanthemum paludosum)という。
原産地はスペイン、ポルトガルなど地中海沿岸地方である。
ほかにノースポール(North Pole)などの品種がある。
スノーランドは、中でも大輪で矮性の品種である。
日本へは1970年代に渡来した。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は羽状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11~5月である。
秋から春まで長く花を楽しめる。
舌状花は白く、筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leucanthemum はギリシャ語の「leukos(白)+anthemon(花)」からきており、「白い花」を意味する。
種小名の paludosum は「沼地に生える」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Leucanthemum paludosum 'Snowland'


★身をかがめ覗いてみれば清楚なる
 スノーランドの花に出合いて


スノーランド

花図鑑
植物図鑑






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晩白柚(バンペイユ)

晩白柚(バンペイユ)

晩白柚(バンペイユ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地はマレー半島である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
文旦(ブンタン)やザボンの仲間で、実はとても大きい。
現在では熊本県の特産品となっている。
「白柚」というのは文旦(ブンタン)のことで、晩生である(完熟期が遅い)ことからこの名がつけられた。
樹高は3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
花は白い5弁花で、花径は5~7センチくらいある。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)で、直径が20センチ以上ある。
果肉は生食され、果皮は砂糖漬けやジャムに利用される。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus grandis


★大きな実ネットで支えた姿見て
 これは何かと色めき立って


晩白柚(バンペイユ)

花図鑑
植物図鑑






白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)

白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)

唐橘(カラタチバナ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
別名を百両(ヒャクリョウ)ともいい、おめでたい木とされる。
白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)はその品種の1つである。
特徴は、実の色が白いことである。
樹高は30~50センチくらいである。
幹は直立するが、万両(マンリョウ)のように上部で枝分かれをしない。
葉は細くて大きな披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄を帯びた白い花をまばらにつける。
花弁は5枚で下向きに咲き、花弁の先が反り返る。
萼片は5枚、雄しべ5本、雌しべ1本である。
この花が橘(タチバナ)に似ているというのが名の由来である。
花の後にできる実は球形で、9~10月ころに白く熟し、翌年まで落ちない。
名の Ardisia はギリシャ語の「ardis(鎗先)」からきている。雄しべ葯の形が似ていることから名づけられた。
種小名の crispa は「縮れた」という意味である。
品種名の leucocarpa は「白い果実の」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ardisia crispa f. leucocarpa


★白い実もどこ渋いね黄味帯びて
 唐橘は古典植物


白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)

花図鑑
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豆金柑(マメキンカン)

豆金柑(マメキンカン)

豆金柑(マメキンカン)はミカン科キンカン属の常緑低木である。
原産地は中国で、中国南東部や香港、台湾に分布している。
金豆(キンズ)や姫金柑(ヒメキンカン)などの別名がある。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝は細くて鋭い棘がある。
葉は楕円形ないし披針形で小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
小さな白い花を咲かせる。
果実は直径1センチほどの球形で、橙色に熟する。
果実の中には大きな種子が入っていて、果肉はほとんどない。
食用には向かず、もっぱら観賞用とされる。
属名の Fortunella はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune)さん」の名からきている。
種小名の hindsii はイギリス人の植物学者「ハインズ(R. B. Hinds)さんの」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Fortunella hindsii


★秋の陽を浴びて黄金に輝いて
 たわわに実る豆金柑は


豆金柑(マメキンカン)

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アメリカ楓(アメリカフウ)

アメリカ楓(アメリカフウ)

アメリカ楓(アメリカフウ)はマンサク科フウ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカや中央アメリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
街路樹や公園樹とされている。
別名を紅葉葉楓(モミジバフウ)という。
樹高は15~20メートルくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の形の似たカエデの仲間は、向かい合って生える(対生)。
また、近縁種の台湾楓(タイワンフウ)の場合は、葉が3つに裂ける。
雌雄同株である。
開花時期は4月である。
雄花も雌花も花弁はなく目立たない。
雄花序は総状につき、雌花序は枝の下のほうから伸びた柄の先につく。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がたくさん集まった集合果である。
落葉後も残る。
秋には紅葉をする。
属名の Liquidambar はラテン語の「liquidus(液体)」とアラビア語の「 ambar(琥珀色)」からきている。樹液の様子から名づけられた。
種小名の styraciflua は「樹脂を含む」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Liquidambar styraciflua


★紅葉の姿がとてもきれいだよ
 高い樹だから花はどうかな


アメリカ楓(アメリカフウ)

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