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ホワイト・パウダーパフ

ホワイト・パウダーパフ

ホワイト・パウダーパフ(white powederpuff)はマメ科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)の常緑低木である。
原産地はボリビアである。
属名のカリンアンドラ(Calliandra)の名でも流通している。
カリンアンドラは美しい雄しべを意味する。
白く伸びているのは雄しべである。
ホワイト・パウダーパフは英名である。
赤花のものもあり、大紅合歓(オオベニゴウカン)と呼ばれる。
こちらのほうの英名はレッド・パウダーパフ(red powederpuff)である。
本種はその園芸品種である。
樹高は2~3メートルである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い卵形である。
開花時期は12~3月くらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Calliandra はギリシャ語の「kallos (美しい) + andros ( 雄しべ)」からきている。
種小名の haematocephala は「血の色をした頭状の部分のある」という意味である。
品種名の Albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Calliandra haematocephala 'Albiflora'



★不思議なる花の形で人気呼ぶ
 カリンアンドラはボリビア育ち


ホワイト・パウダーパフ

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ブラックキャット

ブラックキャット

ブラックキャット(black cat)はタシロイモ科タシロイモ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省から東南アジアである。
草丈は40~80センチくらいである。
根際から生える葉は広い披針形で、淡い緑色をしている。
開花時期は5~10月だが、暖地では周年開花をする。
花序は散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)である。
2~12枚のマントのような黒褐色の総苞片に包まれる。
長く伸びて目立つ髭のような糸状の器官は、苞ともいわれ、花のつかない花柄ともいわれる。
花は暗紫褐色の6枚の花被片からなる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
現地では、地下茎を食用とし、若葉と花はカレー料理に用いられる。
和名は黒花田代芋(クロバナタシロイモ)という。
学名のタッカ・シャントリエリで表示をする場合もある。
種小名の読み方は「カントリエリ」とするものもある。
属名のタッカでも流通している。
属名の Tacca はマレーでの現地語からきている。
種小名の chantrieri はフランス人の園芸家「シャントリエ(Chantrier Freres)さんの」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Tacca chantrieri


★造形の不思議を見せる咲き姿
 魅力に富んだブラックキャット


ブラックキャット

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斑入り台湾連翹(フイリタイワンレンギョウ)

斑入り台湾連翹(フイリタイワンレンギョウ)

斑入り台湾連翹(フイリタイワンレンギョウ)はクマツヅラ科ハリマツリ属の常緑低木である。
分類上は、台湾連翹(タイワンレンギョウ)の園芸品種である。
特徴は、葉に白い斑が入ることである。
台湾連翹(タイワンレンギョウ)の原産地は、西インド諸島やメキシコである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
別名を針茉莉(ハリマツリ)という。
「斑入り」のほうはデュランタ・バリエガタの名でも流通している。
樹高は2~5メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~11月である。
暖地では周年性がある。
枝垂れた枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さい紫色の花をたくさんつける。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黄色くなる。
枝に棘があることから、生垣としてよく利用される。
属名の Duranta はローマ法王の侍医で植物学者の「デュランテス(C. Durantes)さん」の名からきている。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Duranta repens 'Variegata'


★花も実も見てほしいけど一番の
 自慢は葉っぱとても綺麗よ


斑入り台湾連翹(フイリタイワンレンギョウ)

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姫有明葛 (ヒメアリアケカズラ)

姫有明葛 (ヒメアリアケカズラ)

姫有明葛 (ヒメアリアケカズラ)はキョウチクトウ科アリアケカズラ属の常緑低木である。
原産地はブラジルである。
有明葛 (アリアケカズラ:Allamanda cathartica)は半蔓性だが、本種は常緑低木である。
英名はブッシュ・アラマンダ(bush allamanda)である。
樹高は120~150センチくらいである。
葉は長めの楕円形で、3枚から5枚が向かい合って生える(対生)。
輪生をすることもある。
開花時期は周年である。
花は枝先に集まってつく。
濃い黄色のラッパ状の花で、花冠の内側には淡い赤褐色の筋がある。
なお、「有明」の名のつく花には黄花が多い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、栗のイガのような形をしている。
属名の Allamanda はスイス人の植物学者「アラマン(J. N. S. Allamand)さん」の名からきている。
種小名の neriifolia は「キョウチクトウ属(Nerium)のような葉の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Allamanda neriifolia


★筒形の花は黄金の色をして
 中にほっそり紅の筋つけ


姫有明葛 (ヒメアリアケカズラ)

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ハケア・セリケア

ハケア・セリケア

ハケア・セリケアはヤマモガシ科ハケア属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアの東部である。
樹高は1~3メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長さが6ランチくらいあり、棘のようで先が鋭く尖る。
そのため原産地では垣根として利用されている。
開花時期は冬から春である。
花の色は白ないし桃色である。
花には香りがある。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
この実は山火事になると弾けて種を保存するという。
属名の Hakea はドイツ人の植物学者「ハケ(C. L. Hake)さん」の名からきている。
種小名の sericea は「絹糸状の」という意味である。
下の写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った園芸品種のピンクフォーム(Pink Form)である。
学名:Hakea sericea


★怖ろしい棘の隙間に花咲かす
 ハケア・セリケア不思議の世界


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