ブラックキャット 四季咲きの花 2012年01月18日 ブラックキャット(black cat)はタシロイモ科タシロイモ属の多年草である。原産地は中国の雲南省から東南アジアである。草丈は40~80センチくらいである。根際から生える葉は広い披針形で、淡い緑色をしている。開花時期は5~10月だが、暖地では周年開花をする。花序は散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)である。2~12枚のマントのような黒褐色の総苞片に包まれる。長く伸びて目立つ髭のような糸状の器官は、苞ともいわれ、花のつかない花柄ともいわれる。花は暗紫褐色の6枚の花被片からなる。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。現地では、地下茎を食用とし、若葉と花はカレー料理に用いられる。 和名は黒花田代芋(クロバナタシロイモ)という。学名のタッカ・シャントリエリで表示をする場合もある。種小名の読み方は「カントリエリ」とするものもある。属名のタッカでも流通している。属名の Tacca はマレーでの現地語からきている。種小名の chantrieri はフランス人の園芸家「シャントリエ(Chantrier Freres)さんの」という意味である。写真は11月に新宿御苑で撮った。学名:Tacca chantrieri★造形の不思議を見せる咲き姿 魅力に富んだブラックキャット花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR