ふさふさ羊歯(フサフサシダ) 観葉植物 2012年01月24日 ふさふさ羊歯(フサフサシダ)はシノブ科タマシダ属の常緑多年草である。分類体系によってはツルシダ科(タマシダ科)とされる。世界各地に分布する西洋玉羊歯(セイヨウタマシダ)の園芸品種である。マーシャリーの名でも呼ばれる。草丈は50センチくらいである。葉は細かく柔らかく、3回羽状複葉である。根に球塊がある。属名の Nephrolepis はギリシャ語の「nephron(腎臓)+ lepis(鱗片)」からきている。種小名の exaltata は「非常に背が高い」という意味である。品種名の Marshallii は「マーシャルさんの」という意味である。写真は1月につくば植物園で撮った。学名:Nephrolepis exaltata 'Marshallii'★ふさふさに繁る姿がたまらなく 思わず知らず心豊かに花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
丸八(マルハチ) 観葉植物 2012年01月23日 丸八(マルハチ)はヘゴ科ヘゴ属の常緑木本である。小笠原諸島の特産で、林の中や草地に生える。樹高は5メートルにもなる。幹は直立し、先端に葉を束生させるのでヤシのような樹形になる。葉の長さは2メートルを超えるものもある。葉は羽状に裂ける。葉痕(葉が落ちた痕)が漢字の「八」の字を逆さにして○で囲んだように見えるというのが名の由来である。属名の Cyathea はギリシャ語の「kyathos(コップ)」からきている。胞子嚢の包膜の形からつけられた名である。種小名の mertensiana はロシア人の自然科学者「メルテンス(K. H. Mertens)さんの」という意味である。写真は2月に新宿御苑で撮った。学名:Cyathea mertensiana★群生しまるでジャングル歩くよう そんな景色を夢に描いて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
マンゴー 果実・野菜 2012年01月22日 マンゴーはウルシ科マンゴー属の常緑高木である。原産地はインドの北部からインドシナ半島周辺と考えられている。インドでは4000年以上前から栽培され、仏典にもその名が記されている。日本へは明治時代に渡来した。現在では、南九州や沖縄などで栽培されている。樹高は10~30メートルくらいである。樹皮は暗い灰色をしている。葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。葉には艶があり、表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。開花時期は2~5月くらいである。枝先に複数の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。開花後には強烈な腐敗臭を放つ。受粉昆虫であるハエを呼び寄せるためである。花の後にできる実は楕円形である。果皮の色は変異に富む。果肉の色は黄色ないしオレンジ色で多汁である。未熟果は酸味が強いが、完熟すると甘みが増す。生食用とするほか、ジュース、缶詰、ドライフルーツなどにも加工される。属名の Mangifera はインドでの現地語(Mangas)+ラテン語のfera(野生の)からきている。種小名の indica は「インドの」という意味である。写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。実の写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。3枚目は4月に咲くやこの花館で撮った。学名:Mangifera indica★すぐそばでマンゴーの花写せたよ 小さいけれどこれが実になる花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
マホニア・ウインターサン 冬の花 2012年01月21日 マホニア・ウインターサンはメギ科ヒイラギナンテン属(マホニア属)の常緑低木である。中国原産のロマリフォリア種(Mahonia lomariifolia)と日本にも分布する柊南天(ヒイラギナンテン:Mahonia japonica)を交雑させたものがマホニア・メディアとして出回り、いくつかの園芸品種を産み出している。マホニア・ウインターサンもその1つである。特徴としては、柊南天(ヒイラギナンテン)よりも開花時期が早く、花穂が立って豪華である。樹高は1~3メートルである。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉は柊(ヒイラギ)に似て硬く、縁は棘状のぎざぎざ(鋸歯)となる。開花時期は1~2月である。鮮やかな黄色の花をぎっしりつける。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。属名の Mahonia は19世紀のアメリカ人の植物学者「マクマホン(B. Mc. Mahon)さん」の名からきている。種小名の media は「中間の」という意味である。写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。実の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Mahonia x media 'Winter Sun'★冬の日にイエローの色和むよう ウインターサンは春待つ心植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ブルボフィルム・ブルフォルディエンセ 冬の花 2012年01月20日 ブルボフィルム・ブルフォルディエンセはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の常緑多年草である。ニューギニア島に分布する着生種である。草丈は20センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)である。開花時期は冬から春である。花径が10センチくらいある暗い橙色の花をつける。唇弁は前に飛び出し、花弁は後ろに反り返る。属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。種小名の burfordiense は「バーフォード・ロッジ(Burford Lodge:トレヴァー・ローレンス卿の植物栽培園)の」という意味である。写真は12月につくば植物園で撮った。学名:Bulbophyllum burfordiense★ずっしりと頭を垂れて花つける ニューギニアには不思議の世界花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|