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ジャカランダ・ミモシフォリア



ジャカランダ・ミモシフォリアはノウゼンカズラ科キリモドキ属の常緑高木である。
原産地は南アメリカで、ボリビア、ブラジル、アルゼンチンなどに分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
和名は桐擬き(キリモドキ)という。
移民した人々がつけた名だという。
別名を紫雲木(シウンボク)ともいう。
自生地では街路樹ともされる。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は2回羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は5~6月である。
乾期の終わりに開花する。
温帯では明確なサインがないため花つきが悪いそうだ。
撮影地では9~10月くらいに開花するという。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした筒状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Jacaranda はブラジルでの呼び名からきている。
種小名の mimosifolia は「オジキソウ属(Mimosa)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Jacaranda mimosifolia


★花房がぽつんと一つ桐擬き
 寒くはないか熱帯の花




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スキザンツス・カンディドス



スキザンツス・カンディドスはナス科スキザンツス属(コチョウソウ属)の一年草である。
属名の読み方は「シザンサス」とするものもある。
この属の原産地はチリだが、ヨーロッパで作出された園芸品種がシザンサスの名で流通している。
また、同属のスキザンツス・ピンナツス(Schizanthus pinnatus)に胡蝶草(コチョウソウ)の和名がある。
本種の原産地もチリで、標高500~2000メートルの山地の林の中に生える。
草丈は60~90センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は夏から秋である。
花径3~4センチの白い蝶形の花をつける。
花冠の先は細かく裂ける。
属名の Schizanthus はギリシャ語の「schizo(裂ける)+anthos(花)」からきている。
種小名の candidus は「純白の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Schizanthus candidus


★蘭の花思わすような咲き方に
 見とれてしまう世の中広い





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ハオルチア・リデリアナ



ハオルチア・リデリアナはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
分類体系によってはアロエ科とされる。
属名の読み方には「ハワーシア」、「ハオルシア」などがある。
南アフリカのケープ地方に分布する多肉植物である。
草丈は20センチくらいである。
葉は三角形で地面にへばりつく。
開花時期は秋から冬である。
花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花は白地に淡い茶色の縦縞が入るが、小さくて目立たない。
園芸名は寿宴殿や朝歌という。読み方ははっきりしない。
属名の Haworthia は18世紀から19世紀のイギリス人の植物学者「ハース(A. H. Haworth)さん」の名からきている。
種小名の ryderiana は20世紀のイギリス人の植物収集家「ライダー(E. F. Ryder)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Haworthia ryderiana


★地面から花茎伸ばしハオルチア
 微風に靡き揺らり揺ら揺ら










ミニスカイブルー



ミニスカイブルー(Mini Skyblue)はヒルガオ科サツマイモ属の一年草である。
アメリカ朝顔(アメリカアサガオ)の園芸品種である。
基本種の原産地は熱帯アメリカである。
別名を西洋朝顔(セイヨウアサガオ)ともいう。
花径は3センチくらいと小さいので園芸的にはあまり利用されていないが、最近では選抜種で流通するものも出ている。
本種もその1つで、発売元は Thompson & Morgan である。
蔓性で茎の長さは1から2メートルになる。
葉は葉の先が3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~11月である。
花冠は漏斗状で、花の色は空色である。
花は一日花で、夜に開花し翌日の昼頃まで開いている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種は有毒である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の hederacea は「キズタ属(Hedera)に似た」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ipomoea hederacea 'Mini Skyblue'


★花の径小さいけれど元気よく
 青を散りばめミニスカイブルー










ステビア




ステビアはキク科ステビア属の多年草である。
原産地は南アメリカのパラグアイである。
16世紀ころから甘味料として使用されてきたという。
日本へは1971年に導入され、甘味料として栽培されている。
草丈は50~100センチくらいである。
葉はやや先の尖った楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は9~11月である。
小さく白い花(頭花)が群がって咲く。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
低カロリー食品で、糖尿病患者用の食品の甘味料として広く利用されている。
属名の Stevia はスペインの植物学者「エステベ(P. J. Esteve)さん」の名にからきている。
種小名の rebaudiana はパラグアイの薬剤師「レバウディ(Ovidio Rebaudi)さんの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Stevia rebaudiana


★虫たちを群がるように寄せ集め
 ステビアの花賑わい咲いて





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