蘂咲き愛鷹躑躅(シベザキアシタカツツジ) 未選択 2016年05月07日 愛鷹躑躅(アシタカツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。愛鷹躑躅(アシタカツツジ)は日本固有種である。静岡県だけに分布するフォッサマグナ要素の植物で、愛鷹山や天子岳に生える。純粋種は800メートルから1500メートルの高さに分布する。本種はその園芸品種である。特徴は花びらがなく、紅色の10本の雄しべと雌しべだけの花が咲くことである。樹高は2メートルから3メートルである。葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁に褐色の毛が生える。 開花時期は5月から6月である。属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。種小名の komiyamae は採集者の「小宮山富太郎さんの」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った。学名:Rhododendron komiyamae 'Shibezaki'★どのように生まれた花か興味湧く 見つけた花か造った花か花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
斑入り蕗(フイリブキ) 未選択 2015年03月23日 蕗(フキ)はキク科フキ属(ペタシテス属)の多年草である。ペタシテス属は東アジアやヨーロッパ、北アメリカなどに数種の原種と交配種が分布する。日本にも蕗(フキ)などが分布し、属名の和名をフキ属という。斑入り蕗(フイリブキ)はその園芸品種である。葉を楽しむ観葉植物として栽培される。草丈は20センチから70センチくらいである。開花時期は3月から5月である。雌雄異株である。花はいわゆる蕗の薹(フキノトウ)である。雄花は黄色っぽく、雌花は白っぽい。花の後に、長い柄のある腎心形の大きな葉が生える。そこにクリーム色の斑が入る。新葉の季節が特に美しい。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Petasites はギリシャ語の「petasos(つば広の帽子)」からきている。葉が広く大きいことから名づけられた。種小名の japonicus は「日本の」という意味である。園芸品種名の Variegatus は「斑入りの」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った。学名:Petasites japonicus 'Variegatus'★柔らかな葉の色見せて斑入り蕗 灰汁の強さは身の内に秘め花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
縞蔓穂(シマツルボ) 未選択 2014年05月01日 縞蔓穂(シマツルボ)はユリ科シマツルボ属(レデボウリア属)の多年草である。学名のレデボウリア・クーペリで表示するものもある。分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。原産地は南アフリカである。草丈は10~15センチくらいである。根際から生える葉は線形ないし幅の狭い楕円形である。葉はやや肉厚で、紫色の縦縞が入る。開花時期は4~6月くらいである。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花をつける。葉のほうが長い。属名の Ledebouria はドイツ人の植物学者「レデブール(Carl Friedrich von Ledebour, 1785-1851) さん」の名からきている。種小名の cooperi はイギリスの植物学者「クーパー(Thomas Cooper, 1815-1913)さんの」という意味である。写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。学名:Ledebouria cooperi★縦縞の葉っぱが目立つ縞蔓穂 小さな花が飾りのように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
テキーラ 未選択 2013年10月14日 テキーラ(Tequila)はバラ科バラ属の落葉低木である。品種名はメキシコのお酒「テキーラ」からきているフロリブンダ系(Floribunda:FL)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。1982年にフランスのメイアン(Marie Louise Meilland)によって作出された。樹高は80~120センチくらいである。樹形は半横張り性である。開花時期は5~11月である。花径5~7センチくらいの丸弁高芯咲きの半八重で、花の色は 明るい朱赤色である。花弁数は20枚くらいである。花には香りがある。写真は10月に神代植物公園で撮った。学名:Rosa 'Tequila'★テキーラの名前の由来はどこにある この血の色がどう絡むのか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ロシアンセージ 未選択 2013年08月28日 ロシアンセージ(Russian sage)はシソ科ペロフスキア属の落葉小低木である。原産地はパキスタン、アフガニスタン、イラン、コーカサス地方などである。草丈は60~130センチくらいである。枝や葉は灰白色を帯びている。葉は羽状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。開花時期は7~10月である。茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をつける。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックかになる。サルビア類とは属が異なるが、一般名としてセージの名が用いられる。ミントに似た香りがあり、ポプリに利用される。属名の Perovskia はロシアの将軍で政治家の「ペロフスキ(V. A. Perovski, 1794-1857)」の名からきている。種小名の atriplicifolia は「ハマアカザ属(Atriplex)のような葉の」という意味である。写真は8月につくば植物園で撮った。学名:Perovskia atriplicifolia★涼しげに灰白色を帯びて咲く ロシアンセージ夏を乗り越え花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|