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黄楊(ツゲ)



黄楊(ツゲ)はツゲ科ツゲ属の常緑低木である。
漢字では「柘植」とも書く。
日本固有変種である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布する。
種としては、台湾、朝鮮半島、中国にも分布する。
別名を本黄楊(ホンツゲ)という。
これはモチノキ科の犬柘植(イヌツゲ)に対してつけられた名である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
樹皮は灰白色ないし灰褐色である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で、表面には艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄同株である。
開花時期は3月から4月である。
淡い黄色の小さな花をつける。
真ん中に雌花が1つつき、周囲を数個の雄花が取り囲む。
花弁はない。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
材は緻密で、将棋の駒や櫛などに利用される。
葉にはアルカロイドを含み、有毒である。
花言葉は「禁欲」である。
属名の Buxus はラテン語の「puxas(箱)」からきている。材で小箱などを造ることから名づけられた。
種小名の microphylla は「小さい葉の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Buxus microphylla var. japonica


★細工した姿を見るも楽しいね
 自由自在に形を変えて 



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沼杉(ヌマスギ)



沼杉(ヌマスギ)はヒノキ科ヌマスギ属の落葉高木である。
分類体系によってはスギ科とされる。
原産地は北アメリカで、湿地に生える。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
メタセコイアに似るが、膝根(しっこん)という呼吸根を地上に出すのが特徴である。
和名の由来は、沼などの湿地に生える杉に似た樹木ということから名づけられた。
別名を落羽松(ラクウショウ)という。
この名は、鳥のような羽根を持ち、落葉する松に似た樹木ということでつけられた。
樹高は10~20メートルくらいである。
枝から出る側枝に、扁平な線形の葉が互い違いに生える(互生)。
メタセコイアの場合は向かい合って生える(対生)。
秋には側枝ごと落葉する。
雌雄同株である。
開花時期は4月である。
雄花序は尾状になり、雌花序は小さく目立たない。
花の後にできる実は球形の球果(マツカサ)である。
若い緑色の実はメタセコイアよりも大きく目立つ。
10~11月ころに緑白色から褐色に熟す。
材は器具材、船舶材、建築材などに利用される。
属名の Taxodium はギリシャ語の「Taxus(イチイ属)+eidos(似る)」からきている。
種小名の distichum は「2列になった」という意味である。
写真は7月に水戸市植物公園で撮った。
学名:Taxodium distichum

★めずらしい姿かたちの落羽松
 つまずきそうな膝根伸ばし



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ホルトの木(ホルトノキ)



ホルトの木(ホルトノキ)はホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木である。
本州の千葉県から沖縄にかけて分布し、山林に生える。
また、庭木や街路樹とされる。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島、インドシナ半島などにも分布する。
和名の由来は、「ポルトガルの木」の転訛したものである。
別名をモガシという。
樹高は10~15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、さな皮目がある。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉はまるで枝先に束生するかのように見える。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
1年中紅葉した葉をぽつぽつとつけるのが特徴である。
開花時期は6~7月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は2センチくらいの楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
最初は緑色をしており、11~12月ころに黒紫色に熟する。
樹皮と葉にはタンニンを含み、黒褐色の染料とされる。
属名の Elaeocarpus はギリシャ語の「elaia(オリーブ)+carpus(果実)」からきている。オリーブに似た実がなることから名づけられた。
種小名の zollingeri はスイス人の植物学者「ツォーリンゲル(Heinrich Zollinger, 1818-1859)さんの」という意味である。ジャワにあるオランダの東インド会社に派遣された。
写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Elaeocarpus zollingeri

★珍しい名前なんだよホルトの木
 実を見つけたよ黒紫の




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無患子(ムクロジ)



無患子(ムクロジ)はムクロジ科ムクロジ属の落葉高木である。
本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、済州島、台湾、中国、インドシナ半島、ヒマラヤ地方などにも分布する。
和名には「子どもが患うことがないように」という意味がある。
英名はソープベリー(Soapberry)である。
樹高は10~20メートルくらいである。
葉は大形の羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は6月ころである。
雌雄同株である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い緑色の花をつける。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黄褐色に熟する。
中には黒い種子が1つ入っている。
種子は羽根突きの球や数珠に用いる。
果皮はサポニンを含み、かつては石鹸の代用とされた。
俳句の季語は秋である。
属名の Sapindus はラテン語の「sapo(石鹸)+ Indus(インドの) 」からきている。インドで古くから洗濯用に用いられたことから名づけられた。
種小名の mukorossi には「ムクロジ」の意味がある。
写真は2月に神代植物公園で撮った。
下の写真は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Sapindus mukorossi

★息長く人と交わり来る道
 しみじみ思う無患子の樹に



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プチ・トリアノン



プチ・トリアノン(Petit Trianon)はバラ科バラ属の落葉低木である。
品種名はフランスの王妃マリー・アントワネットが愛した離宮プチ・トリアノンの名からきている。
フロリブンダ系(Floribunda:FL)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。
2006年にフランスのメイアン社(Meilland)によって作出された。
樹高は120~150センチくらいである。
樹形は直立性である。
開花時期は5~11月である。
花径13センチくらいの丸弁ロゼット咲きの半八重で、花の色は淡いピンクである。
花弁数は25~30枚くらいである。
花には微香がある。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Rosa 'Petit Trianon'

★フランスの王家が今に生きるとは
 亡霊なれど花美しく




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