無患子(ムクロジ) 夏の花 2013年12月02日 無患子(ムクロジ)はムクロジ科ムクロジ属の落葉高木である。本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、山地に生える。また、庭木ともされる。海外では、済州島、台湾、中国、インドシナ半島、ヒマラヤ地方などにも分布する。和名には「子どもが患うことがないように」という意味がある。英名はソープベリー(Soapberry)である。樹高は10~20メートルくらいである。葉は大形の羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。開花時期は6月ころである。雌雄同株である。枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い緑色の花をつける。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黄褐色に熟する。中には黒い種子が1つ入っている。種子は羽根突きの球や数珠に用いる。果皮はサポニンを含み、かつては石鹸の代用とされた。俳句の季語は秋である。属名の Sapindus はラテン語の「sapo(石鹸)+ Indus(インドの) 」からきている。インドで古くから洗濯用に用いられたことから名づけられた。種小名の mukorossi には「ムクロジ」の意味がある。写真は2月に神代植物公園で撮った。下の写真は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。学名:Sapindus mukorossi★息長く人と交わり来る道 しみじみ思う無患子の樹に季節の花花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%84%A1%E6%82%A3%E5%AD%90%EF%BC%88%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B8%EF%BC%89" /> -->