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ベゴニア・パルミフォリア



ベゴニア・パルミフォリアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草である。
ベゴニア属は世界に2000種くらいが分布する。
日本にも中国原産だが野生化した秋海棠(シュウカイドウ:Begonia grandis)が生育するので、属名の和名をシュウカイドウ属という。
本種の原産地はブラジルである。
木立性ベゴニアといわれるものの1つである。
異名をベゴニア・レニフォルミス(Begonia reniformis)という。
草丈は90センチから120センチくらいである。
茎は太く、赤い毛が生えている。
茎の下部につく腎形の葉は大きく葡萄(ブドウ)に似ていて、手のひら状に裂ける。
開花時期は冬から春である。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径1センチから2センチの小さな白い花をつける。
花被片は4枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
種小名の palmifolia は「手のひら状の葉の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Begonia palmifolia(syn. Begonia reniformis)

★ベゴニアの原種見るのは面白い
 花だけ見てもわからぬけれど




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エピプレムヌム・アウレウム・マーブルクイーン



エピプレムヌム・アウレウムはサトイモ科ハブカズラ属(エピプレムヌム属)の蔓性常緑多年草である。
エピプレムヌム属は東南アジアや西太平洋などに15種くらいが分布する小さな仲間である。
日本にも沖縄に波布蔓(ハブカズラ:Epipremnum pinnatum)が分布するので、属名の和名をハブカズラ属という。
本種の原産地はソロモン諸島である。
日本へは明治時代に渡来し、観葉植物として人気がある。
かつてはポトス属に分類されていたので、園芸的にはポトスの名で流通している。
和名は黄金葛(オウゴンカズラ)という。
マーブルクイーン(Marble Queen)はその園芸品種である。
特徴は青緑色の葉に白い大理石のような模様が入ることである。
草丈は1~2メートルである。
茎は木質化し、気根が付着して樹上をよじ上る。
大きく育てば10メートルを超える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
属名の Epipremnum はギリシャ語の「epi(上)+premnon(樹幹)」からきている。
種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Epipremnum aureum 'Marble Queen'

★昔から聞いて育ったポトスの名
 由来に触れて納得をして




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ペペロミア・グリセオアルゲンテア・バリエガタ



ペペロミア・グリセオアルゲンテアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。
ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。
日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。
本種の原産地はブラジルである。
日本では観葉植物とされる。
英名はシルバーリーフ・ペペロミア(silver-leaf peperomia)という。
バリエガタ(Variegata)はその園芸品種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は卵円形で、ロゼット状に生える。
葉は灰色を帯びた緑色で艶がある。
葉の質は多肉質であり、葉脈は窪んで暗い色になる。
開花時期は夏である。
葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつけるが、あまり目立たない。
属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。
種小名の griseoargentea は「灰色を帯びた銀白色の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Peperomia griseoargentea 'Variegata'

★斑が入る丸い葉っぱは神秘的
 色合いさえも深みを見せて









ペペロミア・クルシーフォリア・ジュエリー



ペペロミア・クルシーフォリアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。
ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。
日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。
本種の原産地は西インド諸島やベネズエラである。
いくつかの園芸品種があり、日本ではそれらが観葉植物とされる。
ジュエリー(Jewelry)もそうした園芸品種の1つである。
草丈は20センチから25センチくらいである。
直立性である。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)か輪生する。
葉の色は濃い緑色で、淡い緑色の斑入りとなる。
また、周辺部に紅色が入る。
葉の質は多肉質で、先はやや尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は夏である。
葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつけるが、あまり目立たない。
属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。
種小名の clusiifolia は「(オトギリソウ科)クルシア属(Clusia)のような葉の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Peperomia clusiifolia 'Jewelry'

★斑の入る葉っぱが街に出回るが
 とても地味だねもとになる草




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ペペロミア・ペレスキーフォリア



ペペロミア・ペレスキーフォリアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。
ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。
日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。
本種の原産地はコロンビア、ベネズエラ、ブラジルである。
日本では観葉植物とされる。
草丈は30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、4枚くらいの葉が輪生する。
葉の質は革質で、先が尖る。
開花時期は夏である。
葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつける。
属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Peperomia pereskiifolia

★葉の先が尖っているのが違うかな
 仲間と言えど異なる個性




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