ベゴニア・パルミフォリア 冬の花 2014年03月08日 ベゴニア・パルミフォリアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草である。ベゴニア属は世界に2000種くらいが分布する。日本にも中国原産だが野生化した秋海棠(シュウカイドウ:Begonia grandis)が生育するので、属名の和名をシュウカイドウ属という。本種の原産地はブラジルである。木立性ベゴニアといわれるものの1つである。異名をベゴニア・レニフォルミス(Begonia reniformis)という。草丈は90センチから120センチくらいである。茎は太く、赤い毛が生えている。茎の下部につく腎形の葉は大きく葡萄(ブドウ)に似ていて、手のひら状に裂ける。開花時期は冬から春である。茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径1センチから2センチの小さな白い花をつける。花被片は4枚である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。種小名の palmifolia は「手のひら状の葉の」という意味である。写真は2月に北大植物園で撮った。学名:Begonia palmifolia(syn. Begonia reniformis)★ベゴニアの原種見るのは面白い 花だけ見てもわからぬけれど花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
エピプレムヌム・アウレウム・マーブルクイーン 観葉植物 2014年03月01日 エピプレムヌム・アウレウムはサトイモ科ハブカズラ属(エピプレムヌム属)の蔓性常緑多年草である。エピプレムヌム属は東南アジアや西太平洋などに15種くらいが分布する小さな仲間である。日本にも沖縄に波布蔓(ハブカズラ:Epipremnum pinnatum)が分布するので、属名の和名をハブカズラ属という。本種の原産地はソロモン諸島である。日本へは明治時代に渡来し、観葉植物として人気がある。かつてはポトス属に分類されていたので、園芸的にはポトスの名で流通している。和名は黄金葛(オウゴンカズラ)という。マーブルクイーン(Marble Queen)はその園芸品種である。特徴は青緑色の葉に白い大理石のような模様が入ることである。草丈は1~2メートルである。茎は木質化し、気根が付着して樹上をよじ上る。大きく育てば10メートルを超える。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。属名の Epipremnum はギリシャ語の「epi(上)+premnon(樹幹)」からきている。種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。写真は2月に北大植物園で撮った。学名:Epipremnum aureum 'Marble Queen'★昔から聞いて育ったポトスの名 由来に触れて納得をして花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ペペロミア・グリセオアルゲンテア・バリエガタ 観葉植物 2014年02月28日 ペペロミア・グリセオアルゲンテアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。本種の原産地はブラジルである。日本では観葉植物とされる。英名はシルバーリーフ・ペペロミア(silver-leaf peperomia)という。バリエガタ(Variegata)はその園芸品種である。草丈は10センチから20センチくらいである。葉は卵円形で、ロゼット状に生える。葉は灰色を帯びた緑色で艶がある。葉の質は多肉質であり、葉脈は窪んで暗い色になる。開花時期は夏である。葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつけるが、あまり目立たない。属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。種小名の griseoargentea は「灰色を帯びた銀白色の」という意味である。写真は2月に北大植物園で撮った。学名:Peperomia griseoargentea 'Variegata'★斑が入る丸い葉っぱは神秘的 色合いさえも深みを見せて
ペペロミア・クルシーフォリア・ジュエリー 観葉植物 2014年02月23日 ペペロミア・クルシーフォリアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。本種の原産地は西インド諸島やベネズエラである。いくつかの園芸品種があり、日本ではそれらが観葉植物とされる。ジュエリー(Jewelry)もそうした園芸品種の1つである。草丈は20センチから25センチくらいである。直立性である。葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)か輪生する。葉の色は濃い緑色で、淡い緑色の斑入りとなる。また、周辺部に紅色が入る。葉の質は多肉質で、先はやや尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は夏である。葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつけるが、あまり目立たない。属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。種小名の clusiifolia は「(オトギリソウ科)クルシア属(Clusia)のような葉の」という意味である。写真は2月に北大植物園で撮った。学名:Peperomia clusiifolia 'Jewelry'★斑の入る葉っぱが街に出回るが とても地味だねもとになる草花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ペペロミア・ペレスキーフォリア 観葉植物 2014年02月22日 ペペロミア・ペレスキーフォリアはコショウ科サダソウ属(ペペロミア属)の多年草である。ペペロミア属はコショウ属の近縁で、世界の熱帯・亜熱帯地方に1500種くらいが分布する。日本にも暖地に佐田草(サダソウ:Peperomia japonica)が分布するので、属名の和名をサダソウ属という。本種の原産地はコロンビア、ベネズエラ、ブラジルである。日本では観葉植物とされる。草丈は30センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)で、4枚くらいの葉が輪生する。葉の質は革質で、先が尖る。開花時期は夏である。葉と対生して穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつける。属名の Peperomia はギリシャ語の「peperi(胡椒)+homoios(似た)」からきている。種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。写真は2月に北大植物園で撮った。学名:Peperomia pereskiifolia★葉の先が尖っているのが違うかな 仲間と言えど異なる個性花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|