カランコエ・ウェンディ 冬の花 2011年12月25日 カランコエ・ウェンディはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の多年草である。原産地はマダガスカルである。本種はカランコエ・ミニアタ(Kalanchoe miniata)とカランコエ・ポルフィロカカリス(Kalanchoe porphyrocacalyx)との交配によって生まれた園芸品種である。オランダのワーゲン大学で作出された。草丈は10~20センチくらいである。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の質は多肉質で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は1~3月くらいである。濃い紅紫色をした釣鐘形の花を吊り下げて咲かせる。花弁の先は外側に反り、黄色い。属名の Kalanchoe は、中国名の「加籃菜」の音に由来するという説がある。品種名の Wendy は女の子の名前である。写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Kalanchoe 'Wendy'★愛らしい姿を見せてウェンディ 外の寒さを忘れるように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
レッドジンジャー 四季咲きの花 2011年12月24日 レッドジンジャー(red ginger)はショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草である。ニューカレドニアやソロモン諸島などの太平洋諸島に分布している。また、現在では熱帯地方の各地で植栽され、あるいは帰化している。草丈は2~4メートルである。葉は長さ60センチくらいの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は6~10月である。白色の小さな花が咲く。鮮やかな赤い苞が特徴で、苞は長く残る。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。和名は赤穂月桃(アカボゲットウ)という。属名の Alpinia はイタリアの植物学者「アルピーニ(P. Alpini)さん」の名からきている。種小名の purpurata は「紅紫色の」という意味である。写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。学名:Alpinia purpurata★熱帯の雰囲気伝う花木なり レッドジンジャー天に向かって花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
真珠の木(シンジュノキ) 果実・野菜 2011年12月23日 真珠の木(シンジュノキ)はツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属)の常緑小低木である。ゴーテリア属の異名であるペルネティア(Pernettya)の名でも流通している。原産地は南アメリカのチリで、山地や海岸近くに生える。樹高は70~100センチくらいである。葉は小さな卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。開花時期は5~6月である。白い小さな壺形の花をつける。実の観賞時期は9~2月である。赤、桃色、紫、赤褐色、白など多彩な色の丸い実を鈴なりにつける。属名の Gaultheria はカナダの自然科学者「ゴーティエ(J. F. Gaulthier)さん」の名からきている。種小名の mucronata は「微凸頭の」という意味である。写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Gaultheria mucronata(=Pernettya mucronata)★とりどりの色に輝く真珠の木 南の海の香り運ぶや植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
お多福南天(オタフクナンテン) 観葉植物 2011年12月22日 南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。お多福南天(オタフクナンテン)はその園芸品種で矮性種である。樹高は30~60センチくらいである。葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。南天(ナンテン)と違って実はつかない。見所は鮮やかに紅葉する葉である。常緑樹なので、秋から翌年の春まで紅葉を楽しめる。「難を転ずる」縁起木でもあり、人気がある。属名の Nandina は南天(ナンテン)の和名に基づいてつけられ、種名の domestica は「国産の」や「家庭の」を意味する。写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Nandina domestica 'Otafukunanten'★葉の色は燃え立つように美しく 温もり招くお多福南天植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
エピブラスツス・アウリクラツス 冬の花 2011年12月21日 エピブラスツス・アウリクラツスはラン科エピブラスツス属の常緑多年草である。ニューギニア島に分布する着生種である。エピブラスツス属は全体で22種という小さい属で、ニューギニアやフィリピンに分布する。本種の草丈は50センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)である。開花時期は冬である。花の色はコーラルピンクである。属名の Epiblastus はギリシャ語の「epiblastos(芽を出す)」からきている。種小名の auriculatus は「耳形の」という意味である。写真は12月につくば植物園で撮った。学名:Epiblastus auriculatus★分厚くてとても大きな葉が目立つ エピブラスツスは熱帯の花花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|