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アジュガ・マルチカラー



アジュガシソ科キランソウ属(アユガ属)の多年草である。
アユガ属はアジア、ヨーロッパ、北アフリカの温帯や熱帯に60種くらいが分布する。
属名の読み方は、英語風に読んだアジュガが一般的には使用されている。
日本にも金瘡小草(キランソウ)などが分布し、属名の和名はキランソウ属という。
アジュガの原産地はヨーロッパである。
和名は西洋十二単(セイヨウジユウニヒトエ)という。
観賞用として渡来したものが逸出して野生化している。
マルチカラー(Multicolor)はその園芸品種である。
特徴は葉に紅紫色や白の斑が入ることである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根茎は地を這って横に広がる。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
葉には毛は生えておらず、縁には低い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花期は4月から6月である。
茎先に長さ10センチから15センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を直立させ、花径1、2センチの青紫花をした唇形の花をたくさんつける。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の reptans は「匍匐性の」という意味である。
園芸品種名の Multicolor は「たくさんの色の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ajuga reptans 'Multicolor'

★葉の色がいろいろあると楽しいね
 花と競って春を知らせる



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外斑折鶴蘭(ソトフオリヅルラン)



折鶴蘭(オリヅルラン)はユリ科オリヅルラン属(クロロフィツム属)の常緑多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科(キジカクシ科)とされる。
クロロフィツム属はアジア、アフリカ、オーストラリアの熱帯・亜熱帯地域に200種くらいが分布する。
クロロフィツム・コモスムに折鶴蘭(オリヅルラン)の和名があり、属名の和名もオリヅルラン属という。
折鶴蘭(オリヅルラン)の原産地は南アフリカである。
現在では世界各地で野生化している。
また、斑入りのものを中心に観葉植物として広く栽培されている。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
外斑折鶴蘭(ソトフオリヅルラン)はその園芸品種である。
特徴は葉の縁に白い斑が入ることである。
真ん中に白い斑が入るタイプもあり、これは中斑折鶴蘭(ナカフオリヅルラン)と呼ばれる。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の色は濃い緑色である。
ランナー(匍匐枝)を出して子株をつける。
この子株の様子を「折鶴」に見立てたのが名の由来である。
開花時期は5月から7月である。
細長い花茎を伸ばして、白い小さな花を疎らにつける。
花被片は6枚である。
花はあまり目立たない。
花の後にできる実は3翼のあるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
折鶴蘭(オリヅルラン)の花言葉は「祝賀」である。
属名の Chlorophytum はギリシャ語の「chloros(黄緑)+phyton(植物)」からきている。
種小名の comosum は「長い束毛のある」という意味である。
園芸品種名の Variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に箱根の芦之湯フラワーセンターで撮った。
学名:Chlorophytum comosum 'Variegatum'

★折鶴は何処にありと探し出し
 薄暗がりでカメラ構えて



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コケット



チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
コケットもその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
2009年に発表された。
園芸名はフランス語由来で「思わせ振りな女」といった意味がある。
インゼル(Inzell)と並ぶ白の代表品種である。
中生咲き(4月中旬から5月上旬)の一重早咲き系(SE:Single Early)に含まれる。
草丈は中茎(40センチから55センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は白く、花底は黄色である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。
学名:Tulipa 'Coquette'

★コケットに白い花って似合うかな
 ちょっとイメージ違っているが




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エキウム・カンディカンス



エキウム・カンディカンスはムラサキ科シャゼンムラサキ属(エキウム属)の多年草である。
エキウム属は全体で60種くらいが分布する。
日本では、地中海沿岸地方が原産のエキウム・プランタギネウム(Echium plantagineum)が帰化していて車前紫(シャゼンムラサキ)の和名があり、属名の和名をシャゼンムラサキ属という。
本種は異名をエキウム・ファストスム(Echium fastuosum)という。
原産地はアフリカ西岸のマデイラ諸島である。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には銀白色の毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、青色ないし白の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Echium はギリシャ神話の登場人物「エキーオーン(Echion)」の名からきている。
種小名の candicans は「白毛状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Echium candicans

★痩せた地に育つそうだよエキウムは
 大きな花房きれいだけれど



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アネモネ・セントブリジッド



アネモネ・コロナリアはキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも固有種である一輪草(イチリンソウ)などが分布するので、属名の和名はイチリンソウ属という。
一般にアネモネの名で流通しているものが、このアネモネ・コロナリアである。
イスラエルなど地中海沿岸地方に自生する野生種を、ヨーロッパで園芸用に改良した。
自生地の一つであるパレスチナから十字軍の土産としてヨーロッパに導入され、15世紀から18世紀にかけてイギリスとオランダで盛んに育種が行われたのだという。
日本へは明治時代に渡来し、俳句の季語ともなっている。
標準和名を花一華(ハナイチゲ)、別名を牡丹一華(ボタンイチゲ)という。
セントブリジッド(St. Brigid)はイギリスで育成された園芸品種のグループである。
英名の一般名はアネモネ・セントブリジッド(Anemone St. Brigid mix)である。
花が半八重になるのが特徴である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は3月から4月である。
写真のものは紅色だが、花の色は白、桃色、青紫色など多彩である。
花びらは軟らかくて丸みがある。
ただし、花びらは花弁ではなく萼片である。
咲いて数日で、花びらがばらっとしてしまうのが難点である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
ギリシャ神話では、女神アフロディーテの涙から生まれた花といわれ、ローマ神話では風の神ユピテルに愛された少女の生まれ変わりだとされる。
種小名の coronaria は「花冠のある」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Anemone coronaria 'Saint Brigid Mix'

★ふくよかに咲いた紅花美しく
 アネモネだとは思えぬほどで



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