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ピンポンの木(ピンポンノキ)



ピンポンの木(ピンポンノキ)はアオギリ科ピンポンノキ属(ステルクリア属)の常緑高木である。
分類体系によっては(APGIII)アオイ科とされる。
ステルクリア属は200種以上ある大きな属である。
本種が代表種で、属名の和名もピンポンノキ属という。
本種の原産地は台湾や中国の南部(広東省、広西チワン族自治区、雲南省)である。
東南アジアで広く植栽され栽培されている。
和名は、漢名の中国音(ping po)に由来し、卓球とは無関係である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を下垂させ、白い花をたくさんつける。
花に花弁はなく、花びらのように見えるのは萼片である。
萼片は5枚である。
雄しべは20本くらいある。
花の後にできる実は卵形の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、紅褐色に熟する。
中には黒い種が数個入っている。
種子は炒るか、煮て食べる。
属名の Sterculia はローマ神話の便所の神「ステルクリウス(Sterculius)」の名にからきている。同属の中に悪臭を放つ花を咲かせてハエに受粉させるものがあることから名づけられた。
種小名の monosperma は「種子が1つの」という意味である。
花の写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
実の写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Sterculia monosperma(syn. Sterculia nobilis)

★名前だけ有名だけどその由来
 聞けばがっかり便乗なのか



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西洋四手(セイヨウシデ)



西洋四手(セイヨウシデ)はカバノキ科クマシデ属(カルピヌス属)の落葉高木である。
カルピヌス属は北半球の温帯地域に30種くらいが分布する。
日本にも熊四手(クマシデ)などが分布し、属名の和名はクマシデ属という。
「四手」は実の垂れ下がる様子を神事で用いる四手にたとえたものである。
本種は南ヨーロッパから西アジア、シベリアにかけて分布し、標高600メートル以下の地域に生える。
英名はヨーロピアン・ホーンビーム(European hornbeam)である。
ホーンビームはクマシデの仲間のことである。
樹高は15メートルから25メートルくらいである。
樹皮は滑らかな銀色で、縦に縞が入る。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花をつける。
雌雄同株である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、苞(葉の変形したもの)に包まれる。
材は硬く、木工細工に用いたり器具材とされる。
属名の Carpinus はケルト語の「car(木)+pin(頭)」からきている。
種小名の betulus は「カバノキの」という意味である。
花の写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Carpinus betulus

★カバノキの仲間だけども面白い
 果実の形で存在示し



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香妃(コウヒ)



香妃(コウヒ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
藪椿(ヤブツバキ)の園芸品種である菱唐糸(ヒシカライト)姫山茶花(ヒメサザンカ)の交配で生まれた。
1982年に長尾良さんによって作出され発表された。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は2月から4月である。
花径5センチくらいの淡い桃色をした半八重咲きの小輪をつける。
雄しべは割りしべである。
花はよい香りがする
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Camellia 'Kohi'(Camellia japonica 'Hishikaraito' x Camellia lutchuensis)

★現代に引き継がれたる腕の冴え
 江戸の雅をまた進化させ



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汐風桜(シオカゼザクラ)



汐風桜(シオカゼザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
南伊豆町の石廊崎で発見され、植物学者の中井猛之進(なかい・たけのしん, 1882-1952)さんが命名した。
花は一重咲きでごく淡い紅色をした中輪で、葉がやや遅れて展開するなどの特徴がある。
しかし、現在では、その特徴は大島桜(オオシマザクラ)の変異に含まれるものと考えられている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛が生えない。
葉の縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
花弁数は5枚で、一重咲きの中輪である。
花の色はごく淡い紅色で、花弁の形は楕円形である。
以下に示す学名は大島桜(オオシマザクラ)のものと変わりがない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus lannesiana var. speciosa(syn. Prunus speciosa)

★素晴らしい名前なんとか残したい
 これはヒットだ汐風桜



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紅三光(クレナイサンコウ)



藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
紅三光(クレナイサンコウ)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
新潟県の燕市分水町にあった野生の藪椿(ヤブツバキ)からの選別種である。
1982年に小野塚敏夫さんによって発表された。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は小さめの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は2月から4月である。
花4センチ以下の鮮やかな紅色をした一重筒咲き、喇叭咲きの極小輪である。
花弁は肉厚で、花弁数は3枚しかない。
雄しべは筒しべである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Kurenai-sanko'

★三枚の花弁もそれを引き継ぐの
 びっくりするね椿の不思議




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