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ヘーベ・カルネア・ロセア



ヘーベ・カルネアはゴマノハグサ科ヘーベ属の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
ヘーベ属はニュージーランドやオーストラリアを中心に100種以上が分布する。
また、園芸品種もたくさん作出されている。
ヘーベ・カルネアは1881年にニュージーランドで発見された。
ニュージーランド産のパルビフォリア種(Hebe parviflora)とスペキオサ種(Hebe speciosa)の交雑種ではないかと考えられている。
ロセア(Rosea)はそこから開発された園芸品種の1つである。
樹高は100センチから120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
日本での開花時期は5月から7月である。
葉の脇から穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな紅紫色の花をつける。
花冠は4つに裂け、2本の雄しべが突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hebe はギリシャ神話の女神「ヘーベー(Hebe, ゼウスとヘラの娘)」の名からきている。
種小名の carnea は「肉色の」という意味である。
園芸品種名の Rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hebe x carnea 'Rosea'

★ヘーベにもいろんな仲間があるんだね
 見慣れぬ花にわくわくするよ



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斑入り宝鐸草(フイリホウチャクソウ)



宝鐸草(ホウチャクソウ)ユリ科チゴユリ属(ディスポルム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)イヌサフラン科とされる。
ディスポルム属はアジアに20種くらいが分布する。
日本にも稚児百合(チゴユリ)などが分布し、属名の和名をチゴユリ属という。
宝鐸草(ホウチャクソウ)は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、林の中などの陰地に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国にも分布する。
斑入り宝鐸草(フイリホウチャクソウ)はその園芸品種である。
特徴は、葉に白い斑が入ることである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
地下からまっすぐ伸びた茎は上部で枝分かれし、途中に葉が互い違いにつく(互生)。
葉は長い楕円形で、先は尖る。
開花時期は4月から5月である。
茎の上部にいくつかの花柄を出し、その先に長い釣鐘形の花を垂れ下がるようにつける。
茎先に垂れる花も全体が緑がかっている。
花被片は内側と外側に3枚ずつある。
中には雄しべ6本と雌しべがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「宝鐸」というのは、お寺の軒先に下がっている風鈴状のもののことをいう。
若芽には毒があるので注意が必要である。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の sessile は「柄のない」という意味である。
園芸品種名の Variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展で撮った。
学名:Disporum sessile 'Variegatum'

★ひっそりと頭(こうべ)を垂れて宝鐸草
 斑入りの葉とて簡素な姿



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ブルーベリー



ブルーベリー (blueberry)はツツジ科スキノ属(バクキニウム属)の落葉低木である。
バクキニウム属は北半球を中心に450種くらいが分布する。
また、多くの栽培品種がある。
日本にも酢の木 (スノキ)などが分布し、属名の和名はスキノ属という。
ブルーベリーの原産地は北アメリカである。
20世紀に入ってから果樹としての品種改良が進展した。
学名として記したバクキニウム・コリンボスムはノーザンハイブッシュ系という系統のものだが、その他にも多くの品種がある。
日本へ渡来し栽培され始めたのは戦後のことである。
ブルーベリージャムが日本で店頭に並んだのは1970年代の後半からである。
樹高は150センチから300センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
ただし、品種によって葉の形は異なる。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白ないし琥珀色で花径1センチくらいの釣鐘形の花を下垂させる。
花の後にできる実は直径1センチ前後の球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紺色に熟する。
実はジャムや生食に利用される。
実にはアントシアニンなどのポリフェノールが含まれている。
花言葉は「思いやり」である。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の corymbosum は「散房花序の」という意味である。
写真は4月に南足柄市の足柄森林公園丸太の森で撮った。
学名:Vaccinium corymbosum

★ブルーベリー琥珀に光るその花は
 お伽の国に手招くように



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斑入り草木瓜(フイリクサボケ)



草木瓜(クサボケ)バラ科ボケ属(カエノメレス属)の落葉小低木である。
カエノメレス属はアジアに数種の原種が分布し、また多くの園芸品種がある。
中国原産のカエノメレス・スペキオサ(Chaenomeles speciosa)に木瓜(ボケ)の和名があり、属名の和名もボケ属という。
草木瓜(クサボケ)は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい丘陵地に生える。
また、庭木や盆栽として植栽される。
斑入り草木瓜(フイリクサボケ)はその変種である。
特徴は葉に斑が入ることである。
樹高は30センチから100センチくらいである。
木本だが草のように横に広がる。
枝には棘が多い。
葉の形は倒卵形で先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
花は赤い5弁花である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
結実期は8月から9月である。
花の後にできる実は球形のナシ状果で黄色に熟し、酸味が強い。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Choenomeles japonica var. variegata

★葉に入る模様そんなに目立たぬが
 やっぱり不思議自然のチカラ



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ブラックベリー



ブラックベリー(black berry)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。
本種の原産地は北アメリカ(ないしアルメニア)である。
日本へは明治時代の初期に北海道開拓使によって導入された。
植物学では、和名は西洋藪苺(セイヨウヤブイチゴ)といい、ブラックベリーは別名の扱いである。
日本では稀に栽培されている。
また、日本各地で野生化している。
たとえば、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
樹高は1メートルくらいである。
直立性のものと蔓性のものがある。
枝や葉には大きな棘が密生する。
しかし、最近売られている園芸品種には棘はない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形で、葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色を帯びた5弁花をつける。
花びらの数は6枚や7枚のものもある。
花の後にできる実は、小さい核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた球形の集合果である。
実は黄緑色から赤紫色に変わり、やがて黒く熟する。
ほんのりと甘いが、酸っぱさのほうが強いので生食には向かず、ジャムなどに加工される。
アントシアニンなどのポリフェノールが含まれている。
花言葉は「あなたとともに」である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の fruticosus は「低木状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
栽培品種のウォシュタ(Ouachita)である。
アーカンソー大学が2003年に発表した棘なし直立性の品種である。
品種名はアーカンソー州を流れる川の名に由来する。
学名(広義):Rubus fruticosus/(標準):Rubus armeniacus

★熟す日を待っていてねと笑み浮かべ
 ピンクの花は滴に濡れて



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