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朝鮮五味子(チョウセンゴミシ)



朝鮮五味子(チョウセンゴミシ)はマツブサ科マツブサ属(スキサンドラ属)の蔓性落葉木本である。
スキサンドラ属は東アジアや北アメリカに25種くらいが分布する。
日本には松房(マツブサ)などが分布し、属名の和名はマツブサ属という。
本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国、朝鮮半島、アムール川流域、サハリンなどにも分布する。
和名の由来は、朝鮮から渡来したことからきているが、貝原益権などの本草学者の調査研究で日本にも自生することがわかった。
中国名は五味子という。
葉は細長い倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈は少しへこむ。
雌雄異株である。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に花径1センチくらいの白っぽい花をつける。
花はよい香りがする。
花被片は6枚から12枚である。
雄花には雄しべが6本、雌花にはたくさんの雌しべがある。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)の集合果で、秋に赤く熟する。
実を乾燥させたものを生薬で五味子(ごみし)といい、滋養強壮、疲労回復などの薬効がある。
属名の Schisandra はギリシャ語の「schizo(裂ける)+andron(雄しべ)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Schisandra chinensis

★渡来した名前はどこか癖があり
 覚えやすいがまたすぐ忘れ



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カーパンセ



カーパンセはツルナ科カルパンテア属の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ハマミズナ科とされる。
カルパンテア属は1属1種である。
属名を英語風に読んだカーパンセの名で流通している。
原産地は南アフリカの西ケープ州で、海岸沿いの砂地に生える。
園芸的には路地植えや鉢植えに適している。
草丈は20センチから30センチくらいになる。
茎が匍匐して広がる。
葉はスプーンのへらのような形をしており、多肉質である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は黄色で、たくさんの雄しべが花弁状になっていて舌状花のように見える。
花径は5センチから6ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉は食用とされる。
属名の Carpanthea はギリシャ語の「carpos(果実)+anthos(花)」からきている。
種小名の pomeridiana は「午後に咲く」という意味である。
写真は5月に京都府立植物園で撮った。
学名:Carpanthea pomeridiana

★砂浜に育った花とすぐわかる
 地を這い広がり葉は多肉質



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ラッセル・ルピナス



ラッセル・ルピナス(Russell lupins)はマメ科ハウチワマメ属(ルピヌス属)の多年草である。
ルピヌス属は南北アメリカや地中海沿岸地方に200種以上が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
同属のルピヌス・ペレンニス(Lupinus perennis)に羽団扇豆(ハウチワマメ)の和名があり、属名の和名はハウチワマメ属という。
「羽団扇豆」というのは根際から生える手のひら状の葉の様子をたとえたものである。
ルピナスの名は属名を英語風に読んだもので、同属の総称としても用いられている。
ラッセル・ルピナスは、北アメリカ原産のポリフィルス種(Lupinus polyphyllus)を交配親とする園芸品種群の名称である。
イギリス人の園芸家ジョージ・ラッセルさんによって改良されたことからこの名がつけられた。
路地植えや鉢植えとして観賞用に栽培される。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
長さが数十センチある大きな花穂に蝶形の花をつける。
花の色は豊富で、白、青紫色、ピンク、紅色、オレンジ色などの単色や二色の組合せもある。
園芸店でルピナスとして売られているものの多くは本種である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「貪欲」である。
属名の Lupinus はラテン語の「lupus(オオカミ)」からきている。どんな土地にも育つ逞しさから名づけられたものである。
種小名の russellii はイギリス人の園芸家「ラッセル(George Russell, 1857-1951)さんの」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lupinus x russellii(syn. Lupinus 'Russell Hybrids')

★北の地で原野彩るルピナスは
 豪快なれど背筋の震え



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ベロニカ



ベロニカはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ベロニカ属)ないしルリトラノオ属(プセウドリシマキオン属)の園芸植物の総称である。
分類体系によっては(APG第3版)オオバコ科とされる。
ロベリア属は北半球に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも鍬形草(クワガタソウ)などが分布し、属名の和名はクワガタソウ属という。
ルリトラノオ属についてはクワガタソウ属と区別する考え方とクワガタソウ属に含む考え方とがある。
日本で流通しているベロニカは、在来種の瑠璃虎の尾(ルリトラノオ)とユーラシア大陸に広く分布するベロニカ・ロンギフォリアベロニカ・スピカータの改良種が中心である。
英名はスピードウェル(Speedwell)という。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色である。
開花時期は4月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花の色は白やピンクのものもある。
花言葉は「名誉」である。
5月28日の誕生花である。
属名の Veronica はキリスト教の聖者ベロニカに捧げられた名である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
ベロニカ・スピカータの園芸品種ロイヤルキャンドル(Royal Candles)である。
学名:Veronica cv.

★夏空に負けず涼しさ届け咲く
 ベロニカの花健気な姿



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レウイシア・シエラエ



レウイシア・シエラエはスベリヒユ科レウイシア属の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ヌマハコベ科とされる。
レウイシア属は北アメリカに10数種とその変種数種が分布する。
本種の原産地はカリフォルニア州である。
シェラネバダ山脈南部のホイットニー山近辺の高山にのみに分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は多肉質の線形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)に広がる。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に花径10ミリから15ミリくらいの小さな花をたくさんつける。
花の色は桃赤色で、濃い桃赤色の筋が入る。
花冠の真ん中は白っぽい。
花弁数は5枚から8枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
分類の仕方によってはレウィシア・ピグマエアの変種(Lewisia pygmaea var. sierrae)とされることがあり、ピグマエアに含まれることもある。
属名の Lewisia はアメリカ人の探検家「ルイス(Meriwether Lewis, 1774-1809)さん」の名からきている。
種小名の sierrae は「シェラネバダ山脈(Sierra Nevada)の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Lewisia sierrae

★肉質の葉っぱの隙間に花咲かす
 シェラネバダの景色伝えて



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