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千島笹(チシマザサ)



千島笹(チシマザサ)はイネ科ササ属の常緑ササ類である。
北方領土を含む北海道と本州の東北地方から中国地方にかけての日本海側に分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
草丈は40~300センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先に互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い革質で、裏面も無毛である。
花の咲くのは60年に一度と言われ、北海道では1975年に咲いたという。
咲くときは群落全体が咲き、花の咲いた後には結実して枯死する。
竹と笹の見分け方は、成長後、茎に皮がついたままなのが笹で、皮がないのが竹である。
桿(かん)と呼ばれる茎の根元が曲がるので根曲がり竹(ネマガリダケ)とも呼ばれている。
孟宗竹が育たない北海道では、タケノコと言えば千島笹(チシマザサ)なのである。
藪を漕いで採るのは容易ではなく、毎年のように遭難者が出て報道を賑わす。
橇(かんじき)などの工芸品を作るのにも利用される。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の kurilense は「クリル諸島(千島列島)の」という意味である。
写真は6月に北海道の積丹半島で撮った。
学名:Sasa kurilensis

★うっそうと茂る野生の千島笹
 背丈超えると聞いて驚き




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阿亀笹(オカメザサ)



阿亀笹(オカメザサ)はイネ科オカメザサ属の常緑タケ類である。
日本原産であるが、自生地は特定されていない。
植栽されて斜面の緑化などに利用されているものが逸出し、関東以西で野生化している。
「笹」の名がついているが小形のタケ類である。
筍(タケノコ)が成長して竹の皮が落ち、緑色の稈が現れるのが竹である。
これに対して、皮がいつまでも稈についたまま残るのが笹である。
樹高は1~2メートルである。
1つの節から5本ずつ短い枝を出し、その先に細長い楕円形の葉を1枚ずつつける。
地下茎の節間が短いので、桿(かん)と呼ばれる茎は密集して出る。
和名の由来は、浅草の酉の市でこの竹竿におかめの面を下げることからきている。
属名の Shibataea は日本の植物学者「柴田桂太(しばた・けいた, 1877-1949)さん」の名からきている。
種小名の kumasaca は日本名の「クマザサ」からきている。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Shibataea kumasaca

★難しい話は抜きに阿亀笹
 笹にあらずもササ一献と




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大山椒藻(オオサンショウモ)



大山椒藻(オオサンショウモ)はサンショウモ科サンショウモ属の一年草である。
原産地は中南アメリカで、池沼や水路などに生えるシダ植物である。
東南アジア、オーストラリア、アフリカなどで野生化している。
日本でも、兵庫県や愛知県で野生化が確認されている。
拡大すれば在来種の山椒藻(サンショウモ)を駆逐する可能性があり、環境省によって要注意外来生物に指定されている。
茎の長さは5~10センチくらいである。
浮葉と水中葉がある。
浮葉は幅が1センチから5センチで、3枚が輪生する。
水中葉は細かく枝分かれして根のようになる。
属名の Salvinia はイタリアの植物学者「サルビニ(Antonio Maria Salvini, 1633-1729)さん」の名からきている。
種小名の molesta は「塊の」という意味である。
写真は8月に名古屋市の東山植物園で撮った。
学名:Salvinia molesta

★よい面もあるけど危険な面もある
 難しそうだ付き合い方が




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錦野葡萄(ニシキノブドウ)



野葡萄(ノブドウ)はブドウ科ノブドウ属の蔓性落葉木本である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地や丘陵、野原などに生える。
錦野葡萄(ニシキノブドウ)はその品種の1つである。
特徴は、葉に乳白色の斑が入り美しいことである。
蔓は長さが3~5メートルくらいになる。
茎のつけ根は太く木質化する。
葉の形はほぼ円形で、3つから5つに裂ける。
葉は互い違いに生え(互生)、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分はハート形である。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべ5本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、淡い緑色から紫色、空色などに変化する。
この実は食べられない。
茎や葉をすりつぶしたものは生薬の蛇葡萄(じゃほとう)といい、湿布薬となる。
根を乾燥したものは生薬の蛇葡萄根(じゃほとうこん)といい、関節痛などに効く。
属名の Ampelopsis はギリシャ語の「amperos(ブドウ)+opsis(外観)」からきている。ブドウに外観が似たという意味で名づけられた。
種小名の glandulosa は「腺のある」という意味である。
変種名の heterophylla は「いろいろの形の葉の」という意味である。
品種名の elegans は「優美な」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. elegans

★ミルクでも零したような葉の姿
 驚き見れば花も咲いてる




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エピプレムヌム・アウレウム・マーブルクイーン



エピプレムヌム・アウレウムはサトイモ科ハブカズラ属(エピプレムヌム属)の蔓性常緑多年草である。
エピプレムヌム属は東南アジアや西太平洋などに15種くらいが分布する小さな仲間である。
日本にも沖縄に波布蔓(ハブカズラ:Epipremnum pinnatum)が分布するので、属名の和名をハブカズラ属という。
本種の原産地はソロモン諸島である。
日本へは明治時代に渡来し、観葉植物として人気がある。
かつてはポトス属に分類されていたので、園芸的にはポトスの名で流通している。
和名は黄金葛(オウゴンカズラ)という。
マーブルクイーン(Marble Queen)はその園芸品種である。
特徴は青緑色の葉に白い大理石のような模様が入ることである。
草丈は1~2メートルである。
茎は木質化し、気根が付着して樹上をよじ上る。
大きく育てば10メートルを超える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
属名の Epipremnum はギリシャ語の「epi(上)+premnon(樹幹)」からきている。
種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Epipremnum aureum 'Marble Queen'

★昔から聞いて育ったポトスの名
 由来に触れて納得をして




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