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ベルゲニア・リグラタ



ベルゲニア・リグラタはユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属(ベルゲニア属)の多年草である。
ユキノシタ科はAPG分類体系で移行するものが多いが、この属はユキノシタ科のままである。
ベルゲニア属は中国、ヒマラヤ、中央アジアなどに10種くらいが分布する。
同属のベルゲニア・ストラケイ(Bergenia stracheyi)にヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)の和名があり、属名の和名もヒマラヤユキノシタ属という。
本種の原産地はヒマラヤで、カシミール地方やブータンなどに分布する。
異名をベルゲニア・パクンビス(Bergenia pacumbis)という。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は円形ないし楕円形で、互い違いに生え(互生)てロゼット状となる。
葉の質は厚くて艶がある。
自生地での開花時期は5月から6月である。
葉の間から花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな紅紫色や白の花をつける。
花弁は5枚、雄しべは10本である。
花茎はヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)より短く、萼片に毛がないのが特徴である。
そのため撮影地では毛なしヒマラヤ雪の下(ケナシヒマラヤユキノシタ)の名称を用いている。
また、文献によっては和名をカガミユキノシタとするものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
インド大陸の伝統的医学であるアーユルヴェーダで薬用植物として多用され、止血、解熱、鎮咳などの薬効がある。
また、花の色が美しいことから園芸品種の交配親として利用されている。
属名の Bergenia はドイツ人の植物学者「ベルゲン(Karl August von Bergen, 1704-1759)さん」の名からきている。
種小名の ligulata は「舌状の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Bergenia ligulata(syn. Bergenia pacumbis)

★いろいろな名前があって迷いそう
 ヒマラヤ生まれは間違いないが



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巒大日陰躑躅(ランダイヒカゲツツジ)



巒大日陰躑躅(ランダイヒカゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は台湾である。
高雄山などの標高1700メートルから2200メートルの山地の林の中に生える。
分類上は丸葉梅花躑躅(マルババイカツツジ)の変種とされている。
中国名は長卵葉馬銀花である。
馬銀花は丸葉梅花躑躅(マルババイカツツジ)の中国名で、長卵葉が変種の特徴を示している。
「巒大」は台湾の地名からきている。
ただし、本種を変種とはせず基本種に含める見解もある。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は長い卵形で互い違いに生え(互生)、枝先に輪生状に集まる。
葉の質は革質で先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
花径は4センチから6センチである。
花冠は漏斗状で、先は5つに深く裂ける。
花の色は白ないし淡い紅紫色で、上側の裂片には濃い紅紫色の斑が入る。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の ovatum は「卵円形の」という意味である。
変種名の lamprophyllum は「艶のある葉の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron ovatum var. lamprophyllum

★巒大の文字にどうにかたどりつき
 一歩一歩と謎解きをする



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丸葉梅花躑躅(マルババイカツツジ)



丸葉梅花躑躅(マルババイカツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は台湾、中国で、標高1000メートルまでの林の中に生える。
学名からロードデンドロン・オバツムの名で表示するものもある。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で互い違いに生え(互生)、枝先に輪生状に集まる。
葉の質は革質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
花径は4センチから6センチである。
花冠は漏斗状で、先は5つに深く裂ける。
花の色は白ないし淡い紅紫色で、上側の裂片には濃い紅紫色の斑が入る。
雄しべは5本である。
日本に分布する梅花躑躅(バイカツツジ)よりもずっと大輪である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の ovatum は「卵円形の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron ovatum

★鮮やかな紫の斑が個性的
 由来を聞けば大陸育ち



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屋久島馬酔木(ヤクシマアセビ)



屋久島馬酔木(ヤクシマアセビ)はツツジ科アセビ属(ピエリス属)の常緑低木である。
ピエリス属はアジアや北アメリカに数種とその変種が分布する。
日本にも馬酔木(アセビ)などが分布し、属名の和名をアセビ属という。
本種は馬酔木(アセビ)の地域固有変種である。
鹿児島県の屋久島にのみ分布し、標高1000メートル以上の山地に生える。
基本種に比べると矮性で、背丈が低い。
また、基本種では花序が垂れ下がるが、本種は立ち上がる。
樹高は1メートル程度である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、壺形の白い小さな花をにたくさんつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
枝葉にアセボチンという有毒成分を含み、有毒植物である。
属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の yakushimensis は「屋久島の」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Pieris japonica var. yakushimensis

★大き目の白い花房立ち上げて
 個性を示す屋久島馬酔木




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白絹(シラギヌ)



白絹(シラギヌ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
別名を松前白絹(マツマエシラギヌ)という。
1963年に北海道の松前町で浅利政俊(あさり・まさとし, 1931-)さんによって作出された。
糸括(イトククリ)と虎の尾(トラノオ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から選抜した品種である。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は傘状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月の上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪で、垂れ下がって咲く。
花弁数は12枚から18枚である。
花つきがよく、花の重さで枝がたわむこともあるという。
萼筒は鐘形、5枚の萼片は披針形(笹の葉のような形)である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Matsumae-shiraginu'

★垂れ下がる薄紅の花の美しさ
 際立たせたる紅の萼片




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