タウンセンディア・フォルモサ 春の花 2014年07月08日 タウンセンディア・フォルモサはキク科タウンセンディア属の多年草である。タウンセンディア属は北アメリカに50種くらいが分布する。本種も北アメリカ(アリゾナ州、ニューメキシコ州)に分布し、乾燥した草地や礫地に生える。草丈は30~60センチくらいである。葉はへら形ないし倒披針形で、互い違いに生える(互生)。葉は細かい毛に被われている。開花時期は4~6月くらいである。茎先に1つずつ花径5センチくらいの大きな花(頭花)をつける。舌状花の色は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色い。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Townsendia は「タウンゼンド(Townsend)の」という意味だが、地名由来か人名由来か調べきれていない。種小名の formosa は「美しい」という意味である。写真は5月に北大植物園で撮った。学名:Townsendia formosa★花びらはカサカサとしているけれど 品よく咲くよ薄紫に花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
ホヘンベルギア・ステラタ 春の花 2014年06月26日 ホヘンベルギア・ステラタはパイナップル科ホヘンベルギア属の多年草である。属名の読み方はホーエンベルギアとするものもある。ホヘンベルギア属は中南アメリカに52種くらい分布する。本種の原産地も中南アメリカである。草丈は90~120センチくらいである。根際から生える葉は幅の広い線形である。葉には灰白色の鱗片が密生している(両面とも)。開花時期は春から夏である。ロゼット状に生える葉の真ん中から長い花茎を伸ばし、赤い苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をイガのように固まって点々とつけ、中から濃い紫色の小さな花を咲かせる。苞は長期間ついている。属名の Hohenbergia はドイツの植物学への後援者「ホーエンベルグ王子(Prince Hohenberg, 1800's)」の名からきている。種小名の stellata は「星形の」という意味である。写真は6月に川口グリーンセンターで撮った。学名:Hohenbergia stellata★紅色の花と思えばさにあらず 濃い紫の花顔を見せ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
テレーズ・ブニュ 春の花 2014年05月26日 テレーズ・ブニュ(Therese Bugnet)はバラ科バラ属の落葉低木である。1950年にカナダのジョルジュ・ブニュ(Georges Bugnet)によって作出された園芸品種である。(薔薇図鑑参照)シュラブ系(Shrub rose:S)と呼ばれるものの1つで、繰り返し咲きの中輪である。ハイブリット・ルゴサ(Hybrid Rugosa, HRg)に分類される。日本の浜梨(ハマナス)がヨーロッパに紹介されて以降に交配されて生まれた系統である。樹高は150~200センチくらいである。樹形は半蔓性である。開花時期は5~11月である。半八重の丸弁カップ咲きで、花の色はピンクである。花径は8センチくらいである。花にはスパイス系の香りがある。属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。種小名の rugosa は「皺のある」という意味である。品種名の Therese Bugnet は作出者の姉妹の名をつけたものである。写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。学名:Rosa rugosa 'Therese Bugnet' ★呼び方がまちまちなのが可哀相 フランス語はまだ認知度低く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
サー・トーマス・リプトン 春の花 2014年05月25日 サー・トーマス・リプトン(Sir Thomas Lipton)はバラ科バラ属の落葉低木である。1900年にアメリカ合衆国のバン・フリート(Van Fleet)によって作出された園芸品種である。(薔薇図鑑参照)シュラブ系(Shrub rose:S)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの大輪である。ハイブリット・ルゴサ(Hybrid Rugosa, HRg)に分類される。日本の浜梨(ハマナス)がヨーロッパに紹介されて以降に交配されて生まれた系統である。樹高は180センチくらいである。樹形は直立性である。開花時期は5~11月である。八重咲きで、花の色は純白である。花には甘い香りがある。属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。種小名の rugosa は「皺のある」という意味である。品種名の Sir Thomas Lipton はイギリスの紅茶「リプトン」の創業者の名からきている。写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。学名:Rosa rugosa 'Sir Thomas Lipton' ★北の地に似合いの白い薔薇が咲く 夏だと言うに重ね着をして花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
トラデスカント 春の花 2014年05月24日 トラデスカント(Tradescant)はバラ科バラ属の落葉低木である。1993年にイギリスのオースチン(David Austin)によって作出された園芸品種である。(薔薇図鑑参照)イングリッシュローズ(English Rose:ER)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。樹高は100センチくらいである。樹形は半蔓性である。開花時期は5~11月である。ロゼット咲きで、花の色濃い赤から暗い紅紫色に変化する。花径は8センチくらいである。花にはダマスクの強い香りがある。属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。品種名の Tradescant は17世紀のイギリスの庭師ジョン・トラデスカント(John Tradescant)父子の名からきている。写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。学名:Rosa 'Tradescant' ★ロンドンの古い歴史を垣間見せ しっとりと咲くトラデスカント花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|