ヒビスクス・ストルキー 四季咲きの花 2014年08月15日 ヒビスクス・ストルキーはアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。ヒビスクス属は北半球を中心に250種くらい分布する。また、多くの園芸品種がある。日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布するので、属名の和名をフヨウ属という。本種の原産地はフィジー諸島である。1800年代に発見され記録されたきりになっていたが、キュー王立植物園によって再発見された。樹高は150~300センチくらいである。。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉には艶がある。葉が手のひら状に裂けることはない。開花時期は周年である。上部の枝先に上向きに咲く花は、花径は10~14センチくらいある。花の色は白く、淡いピンクを帯びるものもある。花弁は5枚、萼片も5枚である。雄しべはたくさんあり、花糸がつけ根の部分で合着して筒状になり突き出る。花柱は淡い黄色で、柱頭は黄色い。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。デニソン木槿(デニソンムクゲ)と呼ばれることもある。ハワイアン系と呼ばれる園芸品種の重要な交配親となっている。属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。種小名の storckii はオランダ人の植物収集家8「シュトルク(Jacob Storck, 1800's)さんの」という意味である。写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。学名:Hibiscus storckii(syn. Hibiscus denisonii)★フィジーにハイビスカスがあったのか どんどん広がる新しい夢花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
ペルシカリア・ビストルタ・スペルバ 夏の花 2014年08月14日 ペルシカリア・ビストルタ(Persicaria bistorta)はタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の常緑多年草である。原産地はヨーロッパや西アジアである。タデ科の分類の仕方は多様なのだが、この植物はタデ科イブキトラノオ属のビストルタ・オフィキナリス(Bistorta officinalis)とシノニムである。日本の各地に分布する伊吹虎の尾(イブキトラノオ:Bistorta officinalis subsp. japonica)の基本種にあたる植物である。伊吹虎の尾(イブキトラノオ)は今はイブキトラノオ属とされる場合が多いが、イヌタデ属(Persicaria)やタデ属(Polygonum)とされることもあった。スペルバ(Superba)はその園芸品種である。草丈は50センチから90センチくらいでである。根茎は太く、茎は叢生して直立する。根際から生える葉はで披針形(笹の葉のような形)、長い柄がある。茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で茎を抱き、互い違いに生える(互生)。開花時期は6月から9月である。茎先に長35センチから8センチくらいの花穂をつける。花の色は濃いピンクである。花には花弁はなく、萼が花弁状になって5つに裂ける。雄しべは8本で、萼よりも長く伸びる。雌しべは1本である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Persicaria は属名の「Persica(モモ属)」からきている。葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。種小名の bistorta は「二重に捩れる」という意味である。園芸品種名の Superba は「気高い」という意味である。写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。学名:Persicaria bistorta 'Superba' ★穂の色が変わればまるで別物だ ピンクの花は気高く見えて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
バイロンメッツ 四季咲きの花 2014年08月12日 ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の植物の総称である。多くの園芸品種が生まれているが、主にオールド系、ハワイアン系、コーラル系の3系統に分類されている。バイロンメッツ(Byron Metts)は、ハワイアン系に属する。ハワイアン系はハワイで交配された大輪種で、鑑賞価値が高く数も多い。樹高は1メートルから2メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は周年である。一重咲きの大輪である。花の色は白く、表面には皺があり、縁は波打つ。花冠はほぼ円形で、深く5つに裂けて重なり合う。花柱は淡い黄色で、柱頭は黄色い。属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。写真は7月に北大植物園で撮った。学名:Hibiscus 'Byron Metts'★反り返る花弁の先の黄色さが イメージ変える色のマジック花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
レッドアイ 四季咲きの花 2014年08月11日 ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の植物の総称である。多くの園芸品種が生まれているが、主にオールド系、ハワイアン系、コーラル系の3系統に分類されている。レッドアイ(Red Ai)は、オールド系に属する。仏桑花(ブッソウゲ:Hibiscus rosa-sinensis)やヨーロピアン系と呼ばれるものなどがこの系統に属する。樹高は1メートルから2メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は周年である。花の色は朱赤色で、縁取りは黄色い。花冠はほぼ円形で、深く5つに裂けて反り返る。花柱は根元が朱赤色、先が黄色である。柱頭は朱赤色である。属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。写真は7月に北大植物園で撮った。学名:Hibiscus 'Red Ai'★反り返る花弁の先の黄色さが イメージ変える色のマジック花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ピンク・バタフライ 四季咲きの花 2014年08月10日 ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の植物の総称である。多くの園芸品種が生まれているが、主に3系統に分類されている。ピンク・バタフライ(Pink Butterfly)もその1つで、コーラル系に属する。風鈴仏桑花(フウリンブッソウゲ:Hibiscus schizopetalus)が交配親となっているグループである。花の様子は赤花の仏桑花(ブッソウゲ:Hibiscus rosa-sinensis)とよく似ている。別名はコーラルピンク(Coral Pink)という。別名のものを既に沖縄で撮っていたが札幌で撮ったので改めて掲載する。樹高は1メートルから2メートルである。葉は楕円形で互い違いに生える(互生)。手のひら状に裂けるものもあり、葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は周年である。花径は10センチくらいで、花の色はピンクである。花弁には切れ込みが入る。筒状に合着した雄しべはピンクで、柱頭もピンクである。属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。写真は7月に北大植物園で撮った。学名:Hibiscus 'Pink Butterfly'★北国の夏に出合ったハイビスカス 調べてみれば別名なのか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|