ペルシカリア・ビストルタ・スペルバ 夏の花 2014年08月14日 ペルシカリア・ビストルタ(Persicaria bistorta)はタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の常緑多年草である。原産地はヨーロッパや西アジアである。タデ科の分類の仕方は多様なのだが、この植物はタデ科イブキトラノオ属のビストルタ・オフィキナリス(Bistorta officinalis)とシノニムである。日本の各地に分布する伊吹虎の尾(イブキトラノオ:Bistorta officinalis subsp. japonica)の基本種にあたる植物である。伊吹虎の尾(イブキトラノオ)は今はイブキトラノオ属とされる場合が多いが、イヌタデ属(Persicaria)やタデ属(Polygonum)とされることもあった。スペルバ(Superba)はその園芸品種である。草丈は50センチから90センチくらいでである。根茎は太く、茎は叢生して直立する。根際から生える葉はで披針形(笹の葉のような形)、長い柄がある。茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で茎を抱き、互い違いに生える(互生)。開花時期は6月から9月である。茎先に長35センチから8センチくらいの花穂をつける。花の色は濃いピンクである。花には花弁はなく、萼が花弁状になって5つに裂ける。雄しべは8本で、萼よりも長く伸びる。雌しべは1本である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Persicaria は属名の「Persica(モモ属)」からきている。葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。種小名の bistorta は「二重に捩れる」という意味である。園芸品種名の Superba は「気高い」という意味である。写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。学名:Persicaria bistorta 'Superba' ★穂の色が変わればまるで別物だ ピンクの花は気高く見えて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%90" /> -->