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ヒビスクス・ストルキー



ヒビスクス・ストルキーはアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。
ヒビスクス属は北半球を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布するので、属名の和名をフヨウ属という。
本種の原産地はフィジー諸島である。
1800年代に発見され記録されたきりになっていたが、キュー王立植物園によって再発見された。
樹高は150~300センチくらいである。。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶がある。
葉が手のひら状に裂けることはない。
開花時期は周年である。
上部の枝先に上向きに咲く花は、花径は10~14センチくらいある。
花の色は白く、淡いピンクを帯びるものもある。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべはたくさんあり、花糸がつけ根の部分で合着して筒状になり突き出る。
花柱は淡い黄色で、柱頭は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
デニソン木槿(デニソンムクゲ)と呼ばれることもある。
ハワイアン系と呼ばれる園芸品種の重要な交配親となっている。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の storckii はオランダ人の植物収集家8「シュトルク(Jacob Storck, 1800's)さんの」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hibiscus storckii(syn. Hibiscus denisonii)

★フィジーにハイビスカスがあったのか
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