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ノラバロウ



西洋苧環(セイヨウオダマキ:Aquilegia vulgaris)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
北ヨーロッパからシベリアにかけて分布し、明るい林の中に生える。
草丈は60~90センチくらいである。
このうち八重咲きのものをアクイレギア・ブルガリス・ステラタ(Aquilegia vulgaris var. stellata)という。
ノラバーロウ(Nora Barlow)はその園芸品種である。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
開花時期は5~6月である。
花は八重咲きで、花の色は紅紫色である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がないのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
変種名の stellata は「星形の」という意味である。
品種名の Nora Barlow はダーウィンの孫娘の名である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Aquilegia vulgaris var. stellata 'Nora Barlow'


★爽やかなパステルカラーでひっそりと
 俯き咲けば乙女のごとく




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不如帰(ホトトギス)



藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
不如帰(ホトトギス)もその園芸品種の1つである。
江戸古典種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~4月である。
八重・蓮華咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は明るい桃色である。
雄しべは筒しべとなる。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Hototogisu'


★いつの世にどんな由来でついた名か
 謎もまたよし咲く不如帰




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鈴鹿の関(スズカノセキ)



藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
鈴鹿の関(スズカノセキ)もその園芸品種の1つである。
江戸古典種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~4月である。
花は八重咲きの中輪(花径10~12センチ)で、濃い紅地に白い斑が入る。
雄しべは筒しべとなる。
元品種の鈴鹿山(スズカヤマ)は白斑がない。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Suzukanoseki'


★紅白の色艶やかに咲き競う
 鈴鹿の関に目を奪われて




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明石潟(アカシガタ)



藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
明石潟(アカシガタ)もその園芸品種の1つである。
江戸古典種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~4月である。
八重・平開咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は明るい紅色である。
雄しべは筒しべで小さい。
なお、山茶花(サザンカ)にも同名のものがあり、花の色は白い。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Akashigata'


★すっきりと花を開いた明石潟
 ほどよい紅が気品伝えて




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紅葉狩(モミジガリ)



藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
紅葉狩(モミジガリ)もその園芸品種の1つである。
江戸古典種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~4月である。
花は八重・千重咲きの中輪(花径7~9センチ)で、濃い紅色をしており、花弁の真ん中に白い筋が入る。
雄しべは筒しべとなる。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Camellia japonica 'Momijigari'


★赤々と燃えて花咲く紅葉狩
 きれいな筋は次の楽しみ




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