ノラバロウ 春の花 2012年05月01日 西洋苧環(セイヨウオダマキ:Aquilegia vulgaris)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。北ヨーロッパからシベリアにかけて分布し、明るい林の中に生える。草丈は60~90センチくらいである。このうち八重咲きのものをアクイレギア・ブルガリス・ステラタ(Aquilegia vulgaris var. stellata)という。ノラバーロウ(Nora Barlow)はその園芸品種である。根際から生える葉は2回3出複葉である。3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。開花時期は5~6月である。花は八重咲きで、花の色は紅紫色である。距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がないのが特徴である。花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。変種名の stellata は「星形の」という意味である。品種名の Nora Barlow はダーウィンの孫娘の名である。写真は6月に北大植物園で撮った。学名:Aquilegia vulgaris var. stellata 'Nora Barlow'★爽やかなパステルカラーでひっそりと 俯き咲けば乙女のごとく花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
不如帰(ホトトギス) 春の花 2012年04月30日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。不如帰(ホトトギス)もその園芸品種の1つである。江戸古典種である。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。八重・蓮華咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は明るい桃色である。雄しべは筒しべとなる。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Camellia japonica 'Hototogisu'★いつの世にどんな由来でついた名か 謎もまたよし咲く不如帰花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
鈴鹿の関(スズカノセキ) 春の花 2012年04月29日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。鈴鹿の関(スズカノセキ)もその園芸品種の1つである。江戸古典種である。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。花は八重咲きの中輪(花径10~12センチ)で、濃い紅地に白い斑が入る。雄しべは筒しべとなる。元品種の鈴鹿山(スズカヤマ)は白斑がない。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Camellia japonica 'Suzukanoseki'★紅白の色艶やかに咲き競う 鈴鹿の関に目を奪われて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
明石潟(アカシガタ) 春の花 2012年04月28日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。明石潟(アカシガタ)もその園芸品種の1つである。江戸古典種である。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。八重・平開咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は明るい紅色である。雄しべは筒しべで小さい。なお、山茶花(サザンカ)にも同名のものがあり、花の色は白い。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Camellia japonica 'Akashigata'★すっきりと花を開いた明石潟 ほどよい紅が気品伝えて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
紅葉狩(モミジガリ) 春の花 2012年04月27日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。紅葉狩(モミジガリ)もその園芸品種の1つである。江戸古典種である。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。花は八重・千重咲きの中輪(花径7~9センチ)で、濃い紅色をしており、花弁の真ん中に白い筋が入る。雄しべは筒しべとなる。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Momijigari'★赤々と燃えて花咲く紅葉狩 きれいな筋は次の楽しみ植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|