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薄葉姫山茶花(ウスバヒメサザンカ)



薄葉姫山茶花(ウスバヒメサザンカ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
別名を薄葉姫椿(ウスバヒメツバキ)ともいう。
原産地は台湾で、台湾本島の中部山地に分布する。
自生するものは極めて少なくなっている。
漢名は「能高山茶」である。
学名からカメリア・ノコエンシスとする場合もある。
日本へは1967年に導入された。
樹高は1~3メートルくらいである。
よく枝分かれをして、横張り状の樹形となる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは4~6センチくらい、幅は15~20ミリくらいである。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は薄く、表面の色は黄緑色である。
開花時期は3~4月である。
葉の脇に花径2センチくらいの小さな白い花をつける。
花は枝や葉に隠れるように咲くので、あまり目立たない。
花びらは5枚である。
花冠は筒状で、先が平らに開く、
現地では、民間薬として解熱・止血剤とされる。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(G. J. Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の nokoensis は「(台湾の旧地名)能高の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia nokoensis


★質薄くだけど葉っぱはよく茂り
 白い小花は影にひっそり




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マミラリア・プロリフェラ・ムルティケプス



マミラリア・プロリフェラ・ムルティケプスはサボテン科マミラリア属の多年草である。
多肉植物で疣サボテンの仲間である。
異名をマミラリア・ムルティケプス(Mammillaria multiceps)という。
流通名は金松玉(キンショウギョク)である。
原産地はアメリカのテキサス州、メキシコ、キューバである。
草丈は15センチくらいである。
形は球形ないし円筒形である。
開花時期は春で、花径20ミリくらいの淡い黄白色の花を咲かせる。
実は赤く熟し、食べられる。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の prolifera は「突起のある」という意味である。
変種名の multiceps は「多頭の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria prolifera var. multiceps


★いろいろな名前があって難しい
 プロリフェラとムルティケプスと




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マミラリア・マグニマンマ



マミラリア・マグニマンマはサボテン科マミラリア属の多年草である。
多肉植物で疣サボテンの仲間である。
流通名を夢幻城(ムゲンジョウ)という。
原産地はメキシコの中部である。
草丈は15センチから30センチくらいである。
形は低球形から球形である。
植物体の色は緑色ないし暗緑色である。
てっぺんは綿毛で白くなる。
開花時期は春である。
花径20から25ミリくらいの赤い花が綿毛を囲むように咲く。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の magnimamma は「大きな乳房状の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria magnimamma


★夢幻の名戴き咲いたマミラリア
 マグニマンマの色はマゼンダ




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マミラリア・ロダンタ



マミラリア・ロダンタはサボテン科マミラリア属の多年草である。
多肉植物で疣サボテンの仲間である。
種小名の読み方は「ロダンサ」とするものもある。
流通名を朝日丸(アサヒマル)という。
原産地はメキシコのイダルゴ州などである。
草丈は15~30センチくらいである。
赤茶色の棘と白い側棘で全体を包み、赤っぽく見える。
開花時期は春である。
花の色は赤く、上部に鉢巻のように咲く。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の rhodantha は「淡い紅色の花の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria rhodantha


★鉢巻きをくるりと巻いて粋に咲く
 ピンクの燃えるロダンタの花




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マミラリア・スピノシッシマ・プレティオサ



マミラリア・スピノシッシマ・プレティオサはサボテン科マミラリア属の多年草である。
多肉植物で疣サボテンの仲間である。
原産地はメキシコ中央高原のモレロス州、ゲレロ州である。
流通名を白美人(ハクビジン)という。
基本種のマミラリア・スピノシッシマは流通名を猩々丸(ショウジョウマル)といい、赤くて硬い棘が生える。
草丈は30センチくらいである。
直径10センチくらいの短い円筒形である。
疣の先から白くて柔らかく、長い棘が生える。
開花時期は春である。
花の色は赤い。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の spinosissima は「非常に棘の多い」という意味である。
変種名の pretiosa は「高価な」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria spinosissima var. pretiosa


★ふんわりと頭に生える白い毛を
 飾るかんざし花びら赤く




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