小金井山桜(コガネイヤマザクラ) 春の花 2013年04月07日 小金井山桜(コガネイヤマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。ヤマザクラの系統の園芸品種である。江戸幕府に新田開発の一環として玉川上水の両岸に植えられた桜が起源である。奈良県の吉野山と茨城県の桜川から取り寄せたという記録が残されている。大正5年に三好学博士が小金井堤の桜を調査し、多くの新品種と一緒に本種も発見された。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は4月の上旬である。白ないし淡い紅色の中輪で、一重咲きである。なお、名勝として知られる北上展勝地公園の桜は、本種が大正10年に贈られたことが起源となっている。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。写真は4月に埼玉県花と緑の園芸センターで撮った。学名:Prunus jamasakura 'Koganeiyamazakura'★江戸の世の花見景色の浮かぶよう 小金井堤は錦絵のなか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
山越桜(ヤマコシザクラ) 春の花 2013年04月06日 山越桜(ヤマコシザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。原木は京都市右京区の山越にある。染井吉野(ソメイヨシノ)の園芸品種で、京都の桜研究家佐野藤右衛門さんによって命名された。染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。本種は染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花がよく開いて花の真ん中が緑色を帯びる。また、花の咲く時期に葉が少し展開しているなど、大島桜(オオシマザクラ)により近い特徴を示している。樹高は5~10メートルくらいである。葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。開花時期は4月上旬である。葉の展開と同時に花を咲かせる。花の色は白ないし淡い紅色で、一重咲きである。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。写真は3月に小石川植物園で撮った。学名:Prunus x yedoensis 'Yamakoshi'★いずこにて生まれしものと故探り 京の都が故郷と知り花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
身延桜(ミノブザクラ) 春の花 2013年04月05日 身延桜(ミノブザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。原木は山梨県身延町洗足の願満堂の近くにあり、町指定天然記念物とされている。豆桜(マメザクラ)と山桜(ヤマザクラ)との自然交雑種と推定されている。別名を山豆桜(ヤママメザクラ)という。樹高は5メートルから10メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は4月の上旬である。葉の展開と同時に花をつける。中輪の一重咲きで花の色は白く、ピンクを帯びる。萼筒は短い筒形である。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の furuseana は発見者の植物収集家「古瀬義さんの」という意味である。写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。学名:Prunus x furuseana★身延にはこんな桜もあるんだね 残っているよ野性の姿花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
八房(ヤツブサ) 春の花 2013年04月04日 八房(ヤツブサ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。ヤマザクラの系統の園芸品種である。原木は茨城県桜川市の雨引観音にあった。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は4月の上旬から中旬である。小輪から中輪で花の色は白く、一重咲きである。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。写真は3月に埼玉県花と緑の園芸センターで撮った。学名:Prunus jamasakura 'Yatubusa'★八房の名はさまざまに使われる 桜の名にも見つけ微笑み花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
小汐山(コシオヤマ) 春の花 2013年04月03日 小汐山(コシオヤマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。サトザクラの仲間の1つである。明治時代に荒川堤にあったとされる桜の1つである。名は平安時代に桜の名所であった京都西方の小汐山にちなむとされる。漢字では「小塩山」とも書く。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は4月の上旬から中旬である。中輪で花の色は白く、一重咲きである。花径は5センチくらいある八重の大輪である。花弁は丸く、裏側がやや濃い色となる。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Prunus lannesiana 'Kosioyama'★この次は花の盛りに出合いたい 味わい深き名は小汐山花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|