淀川躑躅(ヨドガワツツジ) 春の花 2013年05月12日 淀川躑躅(ヨドガワツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。原産地は朝鮮半島である。日本では栽培品種として愛好されている。耐寒性があり植栽可能地域が広いことから、各地で庭園や公園に植えられ、また生垣やボーダーなどに使用されている。樹高は1~2メートルである。葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は4~5月である。花の色は淡い紫色で、八重咲きである。これは、朝鮮山躑躅(チョウセンヤマツツジ)の雄しべが弁化して八重咲きとなったものである。朝鮮半島では自生しているものもある。「躑躅の女王」とも呼ばれ、牡丹躑躅(ボタンツツジ)の別名がある。属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。亜種名の yedoense は「江戸の」という意味である。写真は5月に函館市の「市民の森」で撮った。学名:Rhododendron yedoense★豪快に八重の花びら開き咲く 淀川躑躅風格備え花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
フリティラリア・ペルシカ 春の花 2013年05月11日 フリティラリア・ペルシカはユリ科バイモ属の多年草である。バイモ属はAPG分類体系でもユリ科とされる。属名の読み方は「フリチラリア」とするものもある。原産地は西アジアである。トルコ、イラン、ヨルダンなどに分布し、山地の石の多い斜面に生える。草丈は80センチから100センチくらいである。茎は太く、直立をする。葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。葉の色は灰緑色である。開花時期は4月から5月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、15輪から20輪くらいの鐘形をした花を下向きにつける。花の色は黒紫色である。花径は2~3センチで、花被片は6枚である。花の雰囲気は北海道産の黒百合(クロユリ)とよく似ている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。写真は5月に北大植物園で撮った。学名:Fritillaria persica★ペルシカの醸すムードはアラベスク ベールの中に秘密隠すや花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
銀盃(ギンパイ) 春の花 2013年05月10日 チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。銀盃(ギンパイ)もその中の1つである。富山県で育成された品種である。中生咲き(4月中旬から5月上旬)の一重遅咲き系(SL:Single Late)に含まれる。草丈は長茎(55センチから60センチ)である。根際から生える葉は帯状である。花の色はクリーム色で、咲き進むと白くなる。写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。学名:Tulipa 'Ginpai'★この花がこれから白くなるんだな いつか見たいなそんな姿も花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
綿帽子(ワタボウシ) 春の花 2013年05月09日 チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。綿帽子(ワタボウシ)もその中の1つである。富山県で育成された品種である。中生咲き(4月中旬から5月上旬)のダーウィンハイブリッド系(DH:Darwin Hybrids)に含まれる。ゲスネリアナ種(Tulipa gesneriana)のダーウィン系を種子親とし、フォステリアナ種(Tulipa fosteriana)を花粉親とする種間交雑種である。草丈は中茎(40センチから55センチ)である。根際から生える葉は帯状である。花の色は白く、クリーム色を帯びている。写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。学名:Tulipa 'Wataboushi'★名の通りふわり漂う綿帽子 まあるく咲いて風船みたい花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ファンシーフリルス 春の花 2013年05月06日 チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。ファンシーフリルス(Fancy Frills)もその中の1つである。中生咲き(4月中旬から5月上旬)のフリンジ咲き(FR:Fringed Group)に含まれる。花弁の縁がフリンジ状になっている品種である。草丈は中茎(40センチから55センチ)である。根際から生える葉は帯状である。花の色はピンクで縁がフリンジ状になり、花被片の底が白い。写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。学名:Tulipa 'Fancy Frills'★フリンジの可愛さ引き立つ花の色 踊るがごとく風に吹かれて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|