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フリティラリア・ペルシカ



フリティラリア・ペルシカはユリ科バイモ属の多年草である。
バイモ属はAPG分類体系でもユリ科とされる。
属名の読み方は「フリチラリア」とするものもある。
原産地は西アジアである。
トルコ、イラン、ヨルダンなどに分布し、山地の石の多い斜面に生える。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎は太く、直立をする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は灰緑色である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、15輪から20輪くらいの鐘形をした花を下向きにつける。
花の色は黒紫色である。
花径は2~3センチで、花被片は6枚である。
花の雰囲気は北海道産の黒百合(クロユリ)とよく似ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Fritillaria persica


★ペルシカの醸すムードはアラベスク
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