靫葛(ウツボカズラ) 観葉植物 2011年12月26日 靫葛(ウツボカズラ) はウツボカズラ科ウツボカズラ属(ネペンテス属)の常緑蔓性低木である。原産地はスマトラ島、カリマンタン島などである。調査が進むにつれて新種が次々に発見されているという。代表的な食虫植物で、壷状の袋に落ちた虫を消化して栄養にする。生育している場所が十分な栄養のとれない環境なので、足りない養分を虫を食べて補っているのである。樹高は1~2メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉は薄い革質である。葉の先が細長く伸び、その先端に壷状の捕虫器をつける。雌雄異株で、雄花と雌花は別の株につく。花は小さく、目立たない。名の由来は、壷状の袋を靫(矢を入れる筒状の容器)に見立てたものである。日本では、観賞用として温室栽培されている。属名の Nepenthes はギリシャ語の「ne(無)+penthos(憂)」からきている。捕虫嚢にある液体を例えたものと思われる。写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Nepenthes sp.★おびき寄せ虫を捕らえる不思議花 靫葛は静けさの中花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR