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東根笹(アズマネザサ)



東根笹(アズマネザサ)はイネ科メダケ属の多年生ササ類である。
日本固有種である。
北海道の西南部から九州にかけて分布するが、特に関東、東北地方に多い。
それが名の由来ともなっており、西日本には根笹(ネザサ)が多い。
「篠竹」と呼ばれる小形のタケササ類の代表種である。
原野、土手、道瑞、鉄道沿いなど至る所に生える。
草丈は1~3メートルくらいである。
大きいものは4~5メートルにもなる。
根茎が地中を這って増える。
茎は中空で円筒形をしている。
枝は各節から密生する。
葉は線形ないし幅の狭い披針形で、先は次第に鋭く尖る。
葉には毛は生えず、互い違いに生える(互生)。
春には地下茎から細い筍が出る。
はびこると除去に苦労をするという。
開花時期は5月くらいである。
本種は比較的花をさかせることが多いという。
葉が食品の包装に用いられるほか、かごやざるなど細工物の材料として利用される。
属名の Pleioblastus はギリシャ語の「pleios(多)+blastos(芽)」からきている。ササに比べて節に芽がたくさん集まることから名づけられた。
種小名の chino は日本語の「篠竹(シノダケ)」からきている。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
下の写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pleioblastus chino

★はびこれば厄介らしい笹だけど
 東根笹の緑優しく




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