黄花の石斛(キバナノセッコク) 秋の花 2010年10月12日 黄花の石斛(キバナノセッコク)はラン科セッコク属の多年草である。四国から沖縄にかけてと八丈島に分布する着生種である。海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。茎は普通は下垂し、長さが15センチから40センチくらいになる。葉は披針形で、数枚が互い違いに生える(互生)。開花時期は7月から10月くらいである。淡い黄緑色をした数輪の花をつける。唇弁には紅紫色の斑紋が入る。写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。学名:Dendrobium stricklandianum(=Dendrobium tosaense)★小振りでもしっかりとした花の色 静かに咲いた黄花の石斛今日の花ドットコム花図鑑PR