岩菊(イワギク) 秋の花 2010年10月13日 岩菊(イワギク)はキク科キク属の多年草である。北海道から九州にかけて点々と隔離分布をし、海岸の岩場や山地の岸壁などに生える。海外では、朝鮮半島、中国やシベリアなどに幅広く分布する。大陸とつながっていた時代の遺存植物と考えられている。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。草丈は20センチから50センチくらいである。葉は長い柄がある幅の広い卵形である。葉はやや肉質で、表面には艶がある。葉は手のひら状に深く裂け、その裂片がさらに羽状に裂ける。開花時期は8月から11月である。茎先に花径3センチから5センチくらいの花(頭花)をつける。舌状花は白く、筒状花は黄色である。写真は10月につくば植物園で撮った。学名:Chrysanthemum zawadskii★逃げ道を失い残りし山の上 岩菊の花絶えることなく今日の花ドットコム花図鑑PR