足摺野路菊(アシズリノジギク) 秋の花 2010年11月17日 足摺野路菊(アシズリノジギク)はキク科キク属の多年草である。野路菊(ノジギク)の変種で、足摺岬から佐田岬にかけた海岸に分布する。「野路」という言葉で山を連想するが、生育する場所は海辺である。小浜菊(コハマギク)の西日本版と考えるといい。栽培菊の原種の1つである。草丈は60センチから90センチくらいである。葉や茎に白毛が密生するので、全体に白っぽく見える。唐草のような葉に特徴があり、本種は白い縁取りが明瞭である。葉は互い違いに生える(互生)。開花時期は10月から12月である。茎の上部で枝分かれをして、舌状花が白い花を1つずつつける。写真は11月につくば植物園で撮った。学名:Chrysanthemum japonense var. ashizuriense★断崖に白い花びらよく似合う 足摺野路菊風に抗い☆潮風に耐えるがごとく咲き競う 足摺野路菊白さを増して今日の花ドットコム花図鑑PR