谷麝香草(タニジャコウソウ) 秋の花 2010年10月27日 谷麝香草(タニジャコウソウ)はシソ科ジャコウソウ属の多年草である。日本固有種である。本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中や谷間に生える。草丈は50センチから100センチくらいである。茎は紅紫色を帯びていることが多い。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、麝香(じゃこう) の香りがする。開花時期は9月から10月である。葉の脇に紅紫色をした唇形の花を1輪から3輪つける。近縁種の麝香草(ジャコウソウ)によく似ているが、花の柄が著しく長いのが特徴である。写真は10月に箱根湿生植物園で撮った。学名:Chelonopsis longipes★横向きに唇つんと突き出して 紅紫の谷麝香草今日の花ドットコム花図鑑PR