藪苧麻(ヤブマオ) 秋の花 2012年09月29日 藪苧麻(ヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。北海道から九州にかけて分布し、空き地や道端などに普通に生える。草丈は100~120センチくらいになる。茎は枝分かれをせず直立する。葉は向かい合って生える(対生)。長さは10~15センチくらいで幅の広い卵形ないし卵状の楕円形である。やや厚くざらざらし、縁のぎざぎざ(鋸歯)は鋭い。葉の先は尾状に尖り、裏面には短毛が生える。開花時期は7~10月である。雌雄同株である。葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白いブラシのような小さな花をびっしりとつける。雄花序は茎の先につく。雌花は茎の中間につく。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Boehmeria は18世紀のドイツの植物学者「ボーマー(G. R. Boehmer)さん」の名からきている。種小名の japonica は「日本の」という意味である。変種 longispica は「小穂の長い」という意味である。写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Boehmeria japonica var. longispica(=Boehmeria longispica)★長い穂をぐにょりとつけて藪苧麻は ぐんぐん伸びる雑草の王花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%97%AA%E8%8B%A7%E9%BA%BB%EF%BC%88%E3%83%A4%E3%83%96%E3%83%9E%E3%82%AA%EF%BC%89" /> -->