ムクナ・ベネッティー 秋の花 2011年10月12日 ムクナ・ベネッティーはマメ科トビカズラ属(ムクナ属)の常緑蔓性木本である。原産地はニューギニア島である。蔓は20メートルにも達する。葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。小葉は卵形で先は尖り、つけ根の部分は円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は10~11月である。葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、40~50もの花を下垂させる。花の色は朱色や赤、緋色などがあるが、緋色のものがよく栽培されている。1つ1つの花は蝶形で大きく、オウムの嘴のようである。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。英名はparrot's beak(オウムの嘴)である。属名の Mucuna は南アメリカの先住民族の言葉からきている。種小名の bennettii はイギリスの軍医「ベネット(G. Bennett)さんの」という意味である。写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Mucuna bennettii★鮮やかな緋色の花が房になり 南国ムードたっぷり伝え花図鑑植物図鑑PR