ホルムショルディア・サングイネア 秋の花 2011年10月14日 ホルムショルディア・サングイネアはクマツヅラ科ホルムショルディア属の常緑低木である。原産地はインドとヒマラヤ地方の低地の亜熱帯地域である。英名がチャイニーズハット・プラント(Chinese hat plant)であることから、チャイニーズハットの名でも流通している。和名は天狗花(テングバナ)という。樹高は2~3メートルである。葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)があるか全縁である。開花時期は9~11月である。花の色の基本が橙色だが、黄色や紫色のものもある。帽子のツバのように広がっているのは萼で、真ん中から円筒形の花冠が出る。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。属名の Holmskioldia はデンマークの植物学者「Holmskiold(J. T. Holmskiold)さん」の名からきている。種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Holmskioldia sanguinea★面白い花の形もあるものと しばし足止め観察をして花図鑑植物図鑑PR