真弓(マユミ) 果実・野菜 2011年10月15日 真弓(マユミ)はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木である。北海道から九州にかけて分布し、丘陵や山地の林の中に生える。また、庭木ともされる。海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。樹高は3~5メートルくらいである。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5~6月である。緑白色をした花径1センチくらいの小さな4弁花をつける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、淡い紅色に熟すと4つに裂ける。和名の由来は、弓を作るのに用いたことからきている。材はこけしや将棋の駒をつくるのに用いられている。漢字では「檀」とも書く。俳句では「檀の実」が秋の季語である。属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。種小名の sieboldianus は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。写真は10月に箱根強羅公園で撮った。学名:Euonymus sieboldianus★しなやかに弓ひきしぼり青空に わたし飛ばして悔いはないから花図鑑植物図鑑PR