デュランタ・レペンス 秋の花 2011年10月21日 デュランタ・レペンスはクマツヅラ科ハリマツリ属の常緑低木ないし小高木である。原産地は北アメリカの南部や南アメリカである。日本へは明治時代の中期に渡来した。和名は台湾連翹(タイワンレンギョウ)という。別名を針茉莉 (ハリマツリ)という。樹高は2~5メートルくらいである。根元からよく枝分かれをする。枝は下垂しやすい。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5~10月である。花径15ミリくらいの紫色の花をつける。花冠は漏斗形で、先は5つに裂けて横に開く。雄しべは4本で、そのうちの2本が長い。花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黄色くなる。濃い紫色の花をつける「宝塚」が最近の人気品種である。白花種の「アルバ」もある。属名の Duranta はローマ法王の侍医で植物学者の「デュランテス(C. Durantes)さん」の名からきている。種小名の repens は「匍匐する」という意味である。写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Duranta repens★パープルの色も鮮やかデュランタは 夏の日差しに臆せず咲いて花図鑑植物図鑑PR