蟻通し(アリドオシ) 果実・野菜 2010年12月27日 蟻通し(アリドオシ)はアカネ科アリドオシ属の常緑小低木である。本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。海外では東アジアからインドにかけて分布する。別名を一両(イチリョウ)ともいう。樹高は30センチから60センチくらいである。葉の脇には細長い棘が生える。この棘が「蟻をも刺し通す」というのが和名の由来である。葉は楕円形で向かい合って生える(対生)。開花時期は4月から5月くらいである。葉の脇に白い小さな花を1、2輪ずつつける。花冠は長さ1センチくらいの筒状で、先が4つに裂ける。花の後にできる実は直径5ミリくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、真っ赤に熟する。写真は12月に小石川植物園で撮った。花の写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。学名:Damnacanthus indicus★小粒でも真っ赤に熟す実に加え 長い棘あり花も咲かそう今日の花ドットコム花図鑑PR