バンクシア・エリキフォリア 冬の花 2010年12月26日 バンクシア・エリキフォリアはヤマモガシ科バンクシア属の常緑小高木である。原産地はオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州である。英名はヒースバンクシア(health banksia)という。樹高は3~7メートルくらいである。葉は線形である。葉の表面は暗い緑色、裏面は灰白色である。日本での開花時期は1月から2月である。原産地では周年開花をする。長い円筒形のブラシのような穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、橙色の花をつける。長く飛び出しているのは花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)である。花被片が4枚あり、それぞれに雄しべが1本ずつつく。花の後にできる実は木質の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。松かさのようになり、種子は硬い殻の中にとどまって山火事を待つという。写真は12月につくば植物園で撮った。学名:Banksia ericifolia★不思議さは並みではないねバンクシア ブラシのような花に見とれて今日の花ドットコム花図鑑PR