セイロン万両(セイロンマンリョウ) 果実・野菜 2010年12月19日 セイロン万両(セイロンマンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木である。原産地はスリランカである。現在では、台湾、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布する。沖縄でも、民家や公園に植えられている。別名を紅頭橘(コウトウタチバナ)という。「紅頭」は台湾にある旧地名である。樹高は3メートルから4メートルである。葉は少し厚めで楕円形で、互い違いに生える(互生)。自生地での開花時期は周年である。沖縄では夏に開花する。葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな青白い花をつける。あまり目立たない花である。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤から赤紫へと変化し、熟すと黒くなる。実は食べられて、特に小鳥には好まれる。種小名の elliptica は「楕円形の」の意味である。写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。学名:Ardisia elliptica★万両を思わすような形して だけど大形南国の木は今日の花ドットコム花図鑑PR