頭巾茨(トキンイバラ) 春の花 2012年05月18日 頭巾茨(トキンイバラ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。原産地は中国の南西部である。日本へは江戸時代の宝永年間(1700年代初め)に渡来した。貝原益軒の「花譜」(1694)にもコヤオキの名で掲載されている。樹高は1メートルくらいである。枝には棘がある。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉の形は長い楕円形である。小葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。開花時期は5月である。花径5~6センチの八重咲きの白い花を1輪上向きにつける。雄しべも雌しべなく実はできないが、地下茎によって繁殖する。属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。種小名の rosifolius は「バラのような葉の」という意味である。写真は5月に北大植物園で撮った。学名:Rubus rosifolius★薔薇の花思わすような豪華さに 驚きながら歴史を感じ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR