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紋付雛罌粟(モンツキヒナゲシ)

紋付雛罌粟(モンツキヒナゲシ)

紋付雛罌粟(モンツキヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
原産地は西アジアやコーカサス地方である。
日本でも帰化が確認されている。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には黒い小さな斑が入っている。
開花時期は4~5月である。
茎先に花径5~7センチくらいの赤い4弁花をつける。
花びらのつけ根の部分には黒く大きな斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名はこれを「紋付」に見立てたものである。
流通名をピエロともいう。
これは花の姿をピエロにたとえたものである。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の commutatum は「変化した」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Papaver commutatum


★戦火なき世界をつくる夢託し
 花壇彩る紋付雛罌粟


紋付雛罌粟(モンツキヒナゲシ)

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