竜田草(タツタソウ) 春の花 2012年02月29日 竜田草(タツタソウ)はメギ科タツタソウ属の多年草である。原産地は朝鮮半島北部、中国東北部、アムール地方などである。日露戦争当時に軍艦龍田の乗組員がこの花を持ち帰ったことからつけられた名前である。草丈は10~25センチくらいである。根際から生える葉は先が窪んだ心臓形で、蓮(ハス)の葉に似ている。開花時期は3~4月である。花は葉の展開に先立って咲くものと同時に咲くものがある。茎先に花径1~2センチくらいの淡い紫色の花を1輪ずつつける。花びらは6~8枚である。花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。別名を糸巻草(イトマキグサ)という。葉の形からつけられた名前である。根茎を干したものは生薬で鮮黄連(せんおうれん)といい、苦味健胃薬とされる。属名の Jeffersonia はアメリカの第3代大統領「トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)」の名からきている。種小名の dubia は「疑わしい」という意味である。写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。学名:Jeffersonia dubia★大陸の川辺彩る竜田草 海を渡りて心慰め植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR