白藪椿(シロヤブツバキ) 春の花 2012年02月23日 白藪椿(シロヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。分類上は藪椿(ヤブツバキ)の品種の1つとされている。本州の青森県から沖縄にかけて分布し、山地に生える。海外では、台湾にも分布する。樹高は5~10メートルくらいである。樹皮は灰白色を帯びる。葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質は硬く、表面は濃い緑色で艶がある。開花時期は2~4月くらいである。花の色は白く、花弁は5枚である。平開はせずに半開きのものも多い。雄しべはたくさんある。離弁花だが花弁のつけ根と雄しべが合着しているので、花びら1枚ずつは散らないで1花ごと落花する。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。写真は2月に小石川植物園で撮った。学名:Camellia japonica f. leucantha★何気なく咲くが風情と飾らずに ただあるがまま白藪椿花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR